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デンタルフロスは糸がよいのか水が良いのか

2017年12月15日

デンタルフロスは糸でプラークを除去する



デンタルフロスは糸を使って、歯茎や歯と歯の間に付いたプラーク(歯垢)を除去するために使われます。デンタルフロスは短くフロスと呼ばれることもあります。歯ブラシだけでは歯と歯の間のプラークは取りにくいのすが、デンタルフロスは効率的に歯間のプラークでも除去できます。

日本ではデンタルフロスはそれほど広くは普及していませんが、アメリカなどでは歯ブラシと同じくらいと言ってよいほどデンタルフロスが使われます。健康保険が日本ほど完備してしていないアメリカでは歯の治療費の負担が大きいので、一般の人が歯科の予防に大変熱心なことも普及につながっているのでしょう。

しかし、デンタルフロスにも欠点はあります。歯ブラシもそうですが、うまく使いこなすにはそれなりの熟練が必要なこと、上手に使わないと歯茎を傷めることがあることです。その欠点を補い、デンタルフロスの使い方に熟達していない人もデンタルフロス同様の効果を得ることができるとして登場したのがウォーターピックです。



ウォータピックは一般名詞としてのwater pickと製品名としてのWaterpikがあり少しややこしいのですが、製品名と区別するためにwater flosserといた言い方をする場合もあります。基本的には水でデンタルフロスの働きを糸ではなく水で行います。



アメリカではウォーターピックを使ったデンタルフロスは糸と比べて性能はどうなのかというのが、よく話題になるようで、関連する記事や研究が色々出ています。

それらの情報を総合すると、上手な人がデンタルフロスを使うのと比べればプラークの除去率は劣るものの、一般的にはむしろ効率的にウォーターピックはプラークを除去すると言われています。

さらに、ウォータピックは、糸のデンタルフロスが空変えないような矯正装置や入れ歯の金具があった場合にもプラークを除去することができるという優れた点があります。

ただ、ウォータピックは糸のデンタルフロスと比べれば高価でかさばるので、自宅で使うのが主になります。この点では糸のデンタルフロスに軍配が上がります。人により目的により使い分けるのが良いというのが結論でしょう。
 

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