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姿勢と歯の意外な関係

2018年7月1日

姿勢の悪さは筋力の弱さ



きちんと背筋を伸ばした姿勢は見た目に美しいですが、長時間の机に座って仕事をしたり、無理な姿勢を続けると猫背やお腹の突き出た悪い姿勢になりがちです。悪い姿勢は体を支える筋力を弱め、弱った筋力を補う楽な姿勢を取ることでますます姿勢が悪くなるという悪循環に陥るにもなってしまいます。

姿勢が悪いと腰痛や頸椎症、変形関節症といった問題を引き起こします。また、内臓も筋肉で支えらているので筋力が低下して内臓が正しく位置からずれることで消化力が低下したり、血行不良で代謝が落ち肥満の原因になることもあります。お腹の突き出た体は悪い姿勢の結果ですが、原因でもあるわけです。

悪い姿勢は口腔内の環境も悪化させます。猫背は口を開けた状態、口呼吸になりがちです。口呼吸は口腔内の唾液の量を減らすため、口腔内の自然な洗浄を阻害することで虫歯や歯周病のリスクを高めます。また、口臭の原因になることもあります。

それだけではありません、悪い姿勢は腰痛や頸椎を傷めるのと同様に噛み合わせを狂わせます。その結果、歯ぎしりや食いしばり、顎関節症といった症状が出ることがあります。これは猫背だけでなく、顎を手をあてて座ったりするようなことも原因となります。

頬杖も歯ぎしりや歯並びに影響することも



また悪い姿勢は、猫背だけではなく、頬杖や足を組むといったこともあります。頬杖で歯ぎしりが起きるというのは考えにくいかもしれませんが、姿勢の悪さが筋力の弱さを補っているのは、ある意味頬杖も同様です。いずれにせよ、不自然な力が歯に加わるのは好ましくありません。

姿勢だけが原因ではありませんが、口呼吸は歯並びを悪くする原因です。口を開けていると歯を唇で抑えないことで出っ歯になりがちですし、矯正を治療を行っても歯並びの戻りを引き起こしやすくなります。姿勢と歯、その意外な関係にもご注意ください。

良い姿勢は良い口腔環境作る

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