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動画「精密根管治療 マイクロスコープとラバーダムが根治を変えました」

2016年10月23日

精密根管治療は少し耳慣れない言葉かもしれません。歯の根の治療のことで、一番なじみのある治療の一つです。しかし、歯の根の治療は長い通院期間が必要な今期のいる治療なのに、実は再発率が高いという事実もあります。しかし、マイクロスコープとラバーダムの使用は根管治療の方法や再発率を一変しました。

説明内容:

Q: 根管治療とはどんなことをするのですか。

A: 歯は歯根-歯の根で支えられています。歯根の中は歯髄と呼ばれる神経や無数の毛細血管が沢山があります。ところが歯髄の中に細菌が混入すると炎症を起こすことがあります。その治療が根管治療です。

Q: どうして炎症を起こすのでしょうか。

A: (絵を見せながら)虫歯で表面のエナメル質、さらにその下の象牙質が侵されるる歯髄に到達します。歯髄には神経が通っているので大変痛むのですが、虫歯治療で歯髄の神経を取ってしまって、詰め物をすることで痛みもなくなります。ところが、詰め物を入れる時に細菌が混入すると、しばらくして炎症を起こすことがあります。これが根端性歯周炎です。

Q: 炎症を起こす原因は何なのでしょう。

A: 一番大きな原因は、治療で細菌に犯された部分の除去にやり残しがあることと、封入する時に唾液が混入することが考えられます。唾液には雑菌がたくさん含まれているので、時間が経つと炎症を引き起こしやすいですね。

Q: どうすれば、そのようなことが防げるのですか。

A: (ラバーダムを見せながら)一つには唾液の混入を防ぐために、歯の周りをこのようなラバーで覆って治療をすることです。

Q: どこの歯医者さんでも行っていることなのですか。

A: 残念ですが、ラバーダムを使用している歯医者さんはそれほど多くはありません。アメリカでは根管治療でラバーダムをするのは必須なのですが、日本はこの点では遅れています。

Q: マナミ歯科クリニックではどうしていますか。

A: もちろん、根管治療では自費や保険の区別なくラバーダムを使用しています。ラバーダムを使用すれば、炎症の再発の確率をずっと小さくすることができます。

Q: それを聞いて安心しました。根管治療でも自費のものがあるのですね。主にどんな違いがあるのでしょうか。

A: はい、自費治療と保険治療では大きな違いがあります。まず自費治療では保険が適用されない歯科材料が使えるため、効果の高い治療が行えます。

Q: 診療回数も短いと聞きましたが。

A: 1回の治療時間は1-2時間と長いのですが、専門医が根治に専念するため回数は1回から3回で終了します。

Q: 根治の治療は長期間で根気が必要というイメージがありますが、ずい分違うのですね。

A: はい、それと自費治療の器具はディスポーザルつまり使い捨ててです。当然無菌レベルは一段と高くなります。マイクロスコープを使うのはもちろんですが、自費治療の場合はアメリカの歯内療法専門教育に準じたスキルの高いドクター、専門医が高度な技術を駆使して根治を行います。

Q: マイクロスコープとは何ですか。

A: (マイクロスコープを見せながら)マイクロスコープとは顕微鏡の意味ですが、ご覧のように歯科では特別なマイクロスコープを使います。マイクロスコープを使えば、20倍以上に拡大して患部を見ることができます。マイクロスコープの映像はこのモニター画面に映し出して患者様がご覧になることもできます。

Q: なぜマイクロスコープが必要になるのでしょうか。

A: 根管は大変小さなものですし、実際にはこの絵のように単純ではなく迷路のように複雑です。肉眼だけで完全に治療するのは簡単ではない場合もあるのです。

Q: いつも虫歯治療ではマイクロスコープが必要になるのですか。

A: 虫歯が比較的初期の段階で歯髄に到達していないような場合にはマイクロスコープは必要ありません。しかし、歯髄炎がある程度進行してしまうとマイクロスコープが有効です。特に、一度根管治療を起こした歯がまた炎症を起こしたような場合はマイクロスコープで精密な根管治療を行うことが再発防止には有効になってきます。

Q: マイクロスコープを使うのは難しいのですか。

A: 歯の治療は大変細かい作業ですし、マイクロスコープで大きく拡大された映像を見ながら治療を行うのはかなり熟練が必要です。マイクロスコープを活用するには歯科医師にも一定上の経験とスキルが必要となります。

Q: マナミ歯科クリニックではラバーダムを使用し、マイクロスコープで根管治療を行う技術を持った先生が揃っているのですね。

A: はい。根管治療は何度も治療を重ねると最後は抜歯になってしまいます。歯を失う前に、しっかりとした治療をすることをお勧めしたいと思います。

Q: 今日はどうもありがとうございました。

「本当は怖い」虫歯の話

2016年10月20日

歯医者は痛くなったら来るところ、虫歯がないので歯医者に行く必要はない、そうおっしゃる方は最近は昔よりずっと少なくなりました。歯を失うのは虫歯より歯周病の方が多いということは、前回の「サイレントキラー 歯周病」でご説明した通りですが、痛くなくても予防のために定期的なチェックを歯医者で行う必要性はだんだん認識されるようになりました。

それでも虫歯で歯が痛くなった時に、歯医者に行くことになる方はいらっしゃいます。そんな時は、とにかく急いで治療をしてもらいたいのは、もちろんですが虫歯の治療は痛みが治まれば良いというものではありません。

虫歯で歯が痛くなるのは、歯を覆っているエナメル質という硬い物質が虫歯菌の作用溶かされ、さらにエナメル質の下の象牙質まで進行して、中の神経が刺激されるからです。予防のため定期的に歯医者でチェックを受けると、虫歯の患部が神経に達する前に、虫歯を見つけることができるので、痛みのない段階で虫歯を見つけることができます。痛みという自覚症状が出るのは、虫歯ある程度進行した状態です。痛みのない虫歯はほとんど削らずに治療することも可能です。

虫歯は患部を削って、その部分に詰め物をしなくてはいけないのですが、昔は削った後に主に金属を詰める治療をしていました。金属は硬いため、虫歯の詰め物がはずれにくいような維持形態を作るため、予防上ある程度大目に歯を削り、なければなりませんでした。

しかし、最近ではレジンという合成物質を詰め物として使用することが多くなりました。以前はレジンは金属と比べ、柔かい反面耐久性が劣っていて、長い間使っていると劣化することがあったのですが、。最近のレジンは合成物質と言っても、セラミックの粒子を入れるなど、材料技術の進歩で耐久性は大きく向上しました。また、金属の詰め物は金属を機械的に歯に貼り付けて固定する「合着」といわれる方法で固定します。これに対しレジンは化学的な結合を作る「接着」と呼ばれる方法で固定します。合着と接着では詰めものと歯の間に隙間ができる可能性に大きな差があります。接着の方が虫歯の再発の可能性がずっと小さいのです。

レジンは接着により歯にしっかりと付けることができるだけでなく、色も歯と同じ白のため目立ちません。レジンを積極的に使用する歯の治療法はMI(minimum Intervention: 最小の侵襲)と呼ばれます。MIが提唱され始めたのは、ここ10数年のことで比較的新しい治療法です。MIによって「患部を十分に削って、しっかり詰め物を入れる」という昔の歯医者の常識は変わることになりました。

歯を十分に削って詰め物を入れても、詰め物と歯の接着の隙間があると唾液などが入り込み、再び虫歯が進行して痛みが起きることもあります。そうすると詰め物を外してさらに削る治療が必要です。ある程度虫歯が進行すると歯の神経の部分、歯髄に達して歯髄炎を引き起こします。歯髄炎の痛みは激しく「虫歯が痛い」という印象は歯髄炎のものと言っても良いでしょう。

歯髄炎になるとかなりの確率で抜髄、つまり「神経を取る」必要があります。実はこの治療は再発性がかなり高いと言われています。それは根の治療で薬を封入する時に唾液が混入する危険があるからです。目には見えませんが、唾液は口内細菌の巣です。その唾液が抜髄治療の時に、歯髄内部にj入らない有効な方法はラバーダムというゴムの膜で覆って治療することです(参照)。

虫歯は初期の段階では自覚症状のないまま進行します。また、虫歯の治療で最初の段階で痛みが治まってしまうと、治療を止めてしまう患者様がいらっしゃいます。痛みが治まっても、きちんと詰め物をして完了させなければ、虫歯は悪化してしまいます。虫歯が進行すると治療を行うたびに、歯を削り、神経を取り、最後は抜歯にまでいたってしまいます。きちんと予防し、治療を行わないと歯を直すたびに歯が悪くなると言っても過言ではありません。

歯の運命は最初にどんな治療をするかで大きく変わります。きちんと予防し治療すれば痛みさえ感ぜずに治すことができますし、再発に対する十分な対処がないと進行が続き、激しい痛みが起き、ついには歯を抜かなければならないこともあります。虫歯も「本当は怖い」のです。

馬場院長

馬場院長

動画「30代からでは遅すぎる サイレントキラー 歯周病」のご紹介

2016年10月15日

動画「30代からでは遅すぎる サイレントキラー 歯周病」が動画としてアップされています。

ご説明内容:

Q: 歯周病とはどんな病気なのでしょうか。原因は何なのでしょうか。

A:  歯周病は、歯と歯肉の境目の清掃が行き届かないでいると、その部分が歯垢、となり、さらに硬くなって歯石になります。歯石になるともう普通の歯磨きでは取り除くことができません。口の中には何百種類もの細菌がいるのですが、歯垢や歯石の中は細菌の繁殖の巣になってしまいます。その細菌が歯肉つまり歯茎に感染して炎症を起こすのが歯周病です。 
炎症を起こした歯肉は赤くなったり、腫れたりしますが、痛みはほとんどの場合ありません。そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台の骨が溶け支えを失った歯がぐらつくようになります。最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。

Q: 歯周病で抜歯になることは多いのですか。

A:抜歯というと虫歯が原因と思う人も多いのですが、日本人が歯を失う最大の原因は歯周病です。虫歯と違って歯周病は痛みを伴わないので、放置することが悪化することが多いのです。

Q: 歯周病は他の疾患の原因にもなると聞きましたが

A: 歯周病は痛みがないのですが、サイレントキラーつまり静かな殺し屋と呼ばれるほど怖い病気です。歯を失う原因になるのはもちろんですが、最近は糖尿病や動脈硬化、さらに早産や低体重児出産の原因になることもあることが判ってきました。人間の体の中で血管が直接外気に触れるのは怪我でもしない限り歯周病に罹った歯肉だけです。血管に歯周病に伴う様々毒素が体内に侵入するために、このように様々疾患の原因になるのです。

Q: 歯周病はどのように治療するのですか

A: まず、歯周病の原因の歯垢、歯石の除去が基本です。さらに歯周病が進行しているとフラップ手術と言って、歯肉を切開し奥深くに浸透した歯石を取り除いたり、歯周病によって溶かされてでこぼこになって骨を平らにしたりします。しかし、歯周病で一度溶けて失われた骨を取り戻すことはできません。歯肉の状態を改善し、骨がそれ以上失われないようにすることが歯周病治療の目的です。

Q: 歯周病は治療だけでなく予防が大切なのですね。

A: そうです。定期的に歯石を取ることや、歯垢の付きにくい歯ブラシの使い方、フロスの使い方などを歯科衛生士からきちんと指導を受けられることを医お勧めします。

Q: インプラント治療を受けた場合は歯周病にはならないのでしょうか。

A: いいえ、インプラントで装着した歯は虫歯にはなりませんが、歯周病にはなります。インプラントはチタンネジを顎の骨に埋め込むのですが、骨の部分が歯周病で失われるとチタンネジを取り除く手術が必要となります。インプラント施術を受けた場合はむしろ自然歯以上に歯周病の予防をきちんと行う必要があります。

Q: 歯周病はとにかく予防が大切ということですね。本日はどうもありがとうございました。

お子様を歯医者嫌いにさせないで!

2016年09月25日

山本先生

山本先生

2014年の統計では、12歳の子供の永久歯の虫歯本数は平均で0.9本となっています。1980年代初めには12歳時点での永久歯の虫本数は約5本だったのですから、虫歯予防の最近の改善ぶりは本当にめざましいと言えるでしょう。これは永久歯についてのデータですが、幼稚園児つまり乳歯しかないお子様で虫歯がある割合は36%と3人に1人ほどになっています。同じく30年前の統計では80%以上、つまりほとんどの幼稚園児に処理または未処理の虫歯がありました。

お子様の虫歯がここまで減ってきたのは、歯磨きをきちんと励行して、甘いものをやたらと食べないという予防上の知識や習慣が浸透した結果と言えます。特に、小さなお子様を持つお母さまたちは本当に一生懸命歯磨きをし、甘いものを習慣的に食べないように努力されているのは、素晴らしいことだと思います。ただ、歯医者の立場からいうと、歯磨きの習慣や甘いものを食べないように「虫歯になったら歯医者さんですごく痛い治療をされるわよ」などと言ってお子様を脅かすのは、どうかお止めいただきたいと思います。

現在のように虫歯に罹るお子様が減った時代でも、虫歯のリスクは皆無ではありません。甘いものを避け、歯磨きを励行してもわずかな米粒が残って糖化され虫歯の原因になることもあります。また、体質的に虫歯になりやすいお子様がいるのも事実です。

甘い物、特に清涼飲料水を避けることは大切ですが、お子様同士が訪問してたまたま甘いジュースを出せれることもあると思います。お子様も成長するにつれて何もかも親の思い通りにさせるというわけにはいかなくなります。

虫歯になって歯医者に行かなければならなくなった時、普段から歯医者を怖いところだと言い続けていると歯医者に行ってパニックになってしまうお子様もいます。特に、お子様の虫歯をご自分の不注意の責任と感じてしまうようなお母様方には、過剰に歯医者の恐ろしさを教え込んでしまうこともあるようです。

虫歯にはならないことに越したことはありませんが、虫歯になってしまうことはあります。そんな時は「虫歯になったから歯医者さんに行きましょうね。歯医者さんは優しいから痛くしないですぐ治してくれるわよ」と言ってあげてください。実際、歯の治療は適切に麻酔を使うこともあり、決して想像するほど痛いものではありません。

お子様には歯医者を怖い所だと教えるより、歯の健康のチェックのために時々来院して、もっと歯医者に慣れていただいたらと思います。予防のために歯医者に定期的に行くのは大人だけではなく、お子様にも大切です。どうかお子様を歯医者嫌いにさせないでください。

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アンダーアーマーの解説動画

2016年09月6日

マナミ歯科クリニックではアンダーアーマーのマウスピース、アーマーバイトの提供を行っておりますが、アーマーバイトの解説動画をいくつかご紹介いたします。

アーマーバイト装着による投球速度の向上

アーマーバイト テクノロジー

アーマーバイト(アンダーアーマー・パフォーマンス・マウスウェア)とは

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矯正治療に威力を発揮するセファロ

2016年06月18日

セファロはレントゲンの一種ですが、普通のレントゲンが歯の全体あるいは上下の顎の画像を撮るのに対し、頭部全体を正面と横から撮影します。普通のレントゲンのは患部の状態をみたり、歯の根の治療で根まで薬剤がきちんと入っているかのチェックなどに使用されますが、セファロは歯の位置を測定し、矯正でどのように歯を動かしていくのか、矯正でどうのように歯が動いたかを数値的に知ることができます。セファロで詳細な情報を知ることで、より安全かつ確実な治療を行うことにつながります。セファロとCT、レントゲンが一体となった機器
セファロで採取されたデータで分析することで矯正治療をどのように行っていくか、歯はどのように異動するかを患者様もより視覚的に判りやすく知ることができます。矯正治療ではこの他CTにより3次元画像で立体的に歯の状態を調べることも行われます。機器の進歩で矯正治療も経験と勘に頼るだけでなく、コンピューターによる数値的な分析が可能になってきているのです。
マナミ歯科クリニックではレントゲン、CT、セファロが一体型で組み込まれているシロナ製のORTHOPHOSを導入しています。画像は患者様ごと他の口腔内写真とともにコンピュータに蓄えられ、日々の治療のレベルアップに貢献しています。

マイクロスコープのある歯科医院

2016年05月22日



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tourImg_003マナミ歯科クリニックは2台のマイクロスコープがあります。マイクロスコープは歯科用の顕微鏡のことですが、その名の通り肉眼では不可能な細かい部分を見ることができます。歯科治療は大変細かい作業です。特に歯の根は一つの歯に何本もあって、そこに病巣があると膿を持ったり、痛みが出ます。虫歯が進んで歯の根をおかすと、この根の部分の治療が必要になります。これを根管治療、略して根治と呼びますが、根治にマイクロスコープは大きな力を発揮します。しかし、マイクロスコープを使いこなすにはかなりの技術が必要ですし、設備としてもかなりのコストがかかります。

週刊文春の5月26日号(2016年)に「銀歯の寿命は8年!」というかなりセンセーショナルな記事が掲載されていますが、その中でマイクロスコープによる診断の威力を紹介して「日本の歯科医での普及率は2-3%」と述べられています。マイクロスコープを使いこなす歯科医院は全体からみると、かなり例外的なのが実情です。

マイクロスコープの普及率は東京都ではもう少し高く、東京都歯科医師会の調べでは9.6%とされています。ただし、これは歯科医師会に加盟している歯科医の中でアンケートに回答したものに限定されます。東京都全体でみると普及率はもっと低くなるかもしれません。

同じく東京都歯科医師会の調査でCTの普及率は12.5%です。当院ではインプラント治療、外科治療など広範囲にCTを利用していますが、インプラント治療で施術前にCT撮影を行うのは現在ではほとんど必須とされています。

マイクロスコープもCTも要は「よりよく見る」ための技術です。歯科治療の進歩は目覚ましいものがありますが、治療の精度を高めるという点で、マイクロスコープとCTの果たした役割は非常に大きいと言えます。CTほどではありませんが普通のレントゲンもデジタル化され大きなディスプレー上に画像を写し出すことができるようになり、「よりよく見る」技術は格段に向上しています。

歯科治療用の機器の進歩は昔は不可能だった内部の三次元画像をCTで見たり、肉眼では到底不可能な細かい部分をマイクロスコープで見ることができるようになりました。歯科治療もテクノロジーを活用することで進歩を続けているのです。

各チェアにはディスプレーが備えられ、CT、レントゲンの画像を見ることができる

各チェアにはディスプレーが備えられ、CT、レントゲンの画像を見ることができる

入れ歯に関してのお悩みに担当医がお答えします

2016年04月20日

Q はじめに、先生の経歴や専門分野についてお教えください。

今回入れ歯の質問に答えさせていただく、マナミ歯科クリニック馬場です。よろしくお願いします。
普段は、東京医科歯科大学大学院で義歯の研究を行いつつ、同附属病院の義歯外来で技師を専門とした治療を行っております。

 

Q 入れ歯で痛みがあるのですが、どうしてなのでしょうか。我慢するしか仕方ないのでしょうか。

入れ歯の痛みには、大きく2つの原因があります。
一つは入れ歯の形がお口に合わなくなってきて、入れ歯が大きく動いてきてしまう。その時に、擦れて痛みが生じます。もう一つは噛み合わせが悪いために一方に強い負担がかかって、お食事の際に痛みが出てしまう場合です。
入れ歯やお口の環境は徐々に変化していくのでこういった痛みはどうしても生じえます。そのような入れ歯の痛みは我慢していても回復することはありません。それどころか徐々に悪化してくる可能性が高いので違和感を感じたら早めに受診して入れ歯の調整を行いましょう。

 

Q 入れ歯はできるだけ避けたいのですが、入れ歯がどうしても必要なのはどのようなケースなのでしょうか。

失った歯が少なければブリッジなど他の治療法がありますが、2本・3本等ある程度失った歯が多い場合やブリッジの支えとなる歯(両隣の歯)がないような場合にはどうしても入れ歯にしなければならない場合が多いです。そのような場合でも保険外のインプラント治療が可能なケースもありますが、顎の骨の状態や全身のご病気の問題によってはインプラントが難しい場合もありますのでそのような場合にはやはり入れ歯にする必要があります。

 

Q 入れ歯は上手な歯医者さんとそうでない歯医者さんとでずい分出来が違うと聞いたのですが、本当でしょうか。どのようなところで上手下手があらわるのでしょうか。

同じように歯を失った場合でも、その人それぞれに合わせて適切な入れ歯の設計を模型上などで確認して考える必要があり、それによって入れ歯の快適性は大きく変わります。また入れ歯はどうしても他の歯を支えにするので、最終的に入れ歯を入れるまでに他の歯の状態を調える必要があったり、型取りに関してもその人それぞれ専用のトレーを使って型取りを行ったり、噛み合わせをとる専用の道具を作ったりして何度も回数を分けて行う必要があります。そういった際に手間を惜しまず、時間をかけることでその患者さんによりあった入れ歯を作ることができます。
それ以外にも型取りや歯の削り方にも技術差は現れます。そういった積み重ねで入れ歯の安定性、噛む力、使える期間などは大きく変わってきます。

 

Q できれば保険の入れ歯にしたいのですが、自費のものとどんな違いがあるのでしょうか。

保険と自費では使える材料や設計が大きく異なります。使える金具の種類や量、並べる歯の種類が変わることで入れ歯の強度や快適性は大きく改善します。他にもこういった目立つ金具の代わりに特殊なプラスチックを使ったことで見た目に配慮した入れ歯や、金属の量を増やすことで厚みを改善した快適な入れ歯を入れることも可能です。型取りに関しても、専用のトレーを作って型取りするために、より快適な入れ歯を作ることが可能になります。

 

Q 入れ歯はしょっちゅう調整が必要だと聞きました。調整が必要なのはなぜなのでしょうか、調整をなるべく少なくするにはどうすれば良いのでしょうか。

入れ歯は使用に伴い噛むところが擦り切れてきたり、金具が緩んだり少しずつ変化を起こしてしまうために、それを補償するためにはどうしても調整が必要になります。また、入れ歯を支えている歯や歯茎の方も少しずつ変化を起こしていくために、入れ歯もそれに合わせて調整する必要があります。極力適合に優れた強固な入れ歯を入れたり、ご自身が歯のメンテンスをしっかり行うことで調整の頻度を減らすことは可能です。
調整の際には大きく変化する前にこまめに調整することでご自身の負担や頻度を減らすことができます。

 

Q 何度も入れ歯を作り直しているのですが、よく合いません。どうしてなのでしょうか。

入れ歯は入れてその時点でおしまいではなく、入れた後の調整やメンテンナスをしていくことで徐々に患者さんに合ったものになっていくので、作り直しよりそういった調整をすることで使えるようになることが多々あります。また、入れ歯自身の問題もありますが、入れ歯はあくまで道具であり、それを使いこなすように患者さん自身で工夫して入れ歯と馴染んでいくという姿勢が大事になってきます。
しかしそれ以外にも、患者さんの中にはどうしても入れ歯を入れるのが難しいような特殊なケースがありますのでそういった場合は入れ歯を専門とする先生に一度ご相談ください。

 

Q 部分入れ歯をしていますが、総入れ歯しなければいけないと言われました。部分入れ歯と総入れ歯で大きな違いがあるのでしょうか。

歯が一部残っており歯を支えにできる部分入れ歯に対して、支える歯が全く無くなってしまった総入れ歯では、使い勝手に大きく差があります。しかし部分入れ歯も大きくなるにつれてこういった小さなものから少しずつ大きくなっていき、最終的には完全な総入れ歯に近づいていきます。
なので、大きな部分入れ歯では総入れ歯にかなり近いものにはなりますけれど、下の総入れ歯では上の総入れ歯に対して歯がある場合とない場合では大きな差が出やすい傾向にあります。

 

Q 入れ歯を入れたら頬が落ちて老け顔になったと言われました。何か対策はあるでしょうか。

歯を失ってしまうと、それに伴って歯茎や骨が失われてしまうことで顔に変化が生じるケースはよく見られます。そういったケースでは入れ歯を単に噛むために入れるだけではなく、失われた部分を補うように作ることで以前の顔の形を再現することが可能になります。

 

Q 入れ歯安定剤を必要としない入れ歯はありますか。

多くの入れ歯に関しては適切に作成し、適切な調整を行えば入れ歯安定材を使う必要はほとんどありません。逆に医師の指導の元に入れ歯安定剤を使っていない場合には入れ歯や歯茎に悪影響を及ぼす場合がありますので現在入れ歯安定剤を使用している方は一度先生にご相談ください。

 

Q 入れ歯があまり目立たないようにできますか。

はい、可能です。このような通常の金具のばねの代わりに、特殊なプラスチックを使用したばねを使うことで目立つことのない入れ歯を作ることが可能になります。それ以外にも、歯に磁石などの装置を組み込むことでシンプルな構造にして違和感を少なくすることが可能になります。

 

Q 入れ歯にして食べにくくなるものはどんなものでしょうか。硬い物を食べるのは諦めなければならないのでしょうか。

失われた歯が大きくなるにつれて、どうしても噛む力や安定性は悪くなりだんだんと噛むことが難しくなってきてしまいます。なかでも食べるのが難しいとされているのはおせんべいのような硬いもの、ステーキやイカなど噛み切るのが難しいもの、おもちなどの粘着性のあるもの、ゴマのようなつぶつぶが入れ歯の隙間に入りやすいものになります。ただそういったものも入れ歯の作り方や調整、あるいは調理や食べる方法によってはかなり改善が見られるので一度ご相談ください。

 

Q 入れ歯を作るのにはどれくらいの期間がかかるのでしょうか。

失った歯の少ない簡単なケースでは2,3回の治療で済むので1ヶ月程度で完成します。逆に失った歯の多いケースなどでは6回以上治療が必要になることもあり、そうすると2-3ヶ月以上かかることもあります。
治療が大きくかかるケースではまずこのような大まかな型取りをして、それにより個人に合わせた型取りをする為の道具をまず作っていきます。これにより精密な型取りを行った後は、噛み合わせを取るための専用の道具を作ってくるのでこれで改めてかみ合わせを取っていきます。それ以外にも、顎の動き等特殊な検査が必要な場合には、このような専用の道具を作ることもあります。このような回数を分けた治療を経て、入れ歯を完成手前の状態まで作り上げていきます。
入れ歯の大きなケースでは、完成させる前に完成手前の状態で一度お口の中に入れることで、噛み合わせや歯並びなど違和感がないか確認を行います。それで問題ない場合は改めて完成させてお口の中にセットしていきます。その後、不具合がある部分がどうしても出てくると思いますので、何度か調整を経て完成になります。
また、ほかの歯の治療が必要なケースではそれ以上に治療がかかることがあります。

 

Q 入れ歯は夜寝るときははずしたほうがいいのでしょうか。

歯科医師から指導があるような一部の例外を除いて、原則として寝る時は、入れ歯は外して寝るようにしましょう。つけたままで寝てしまうと虫歯や歯周病だけでなく、カンジダと呼ばれるカビのようなものがお口の中で繁殖したり、肺炎の原因になることがあります。
外して寝るときはコップやこのような入れ歯専用のケースがありますので、その中に水を張って保管するようにしましょう。

 

Q 入れ歯のお手入れはどの様に行なえばいいのでしょうか?

入れ歯もご自分の歯と同じようにお掃除が必要になります。毎食後あるいは寝る前だけでも入れ歯を外してお掃除するようにしましょう。通常の歯ブラシや歯磨き粉では入れ歯を傷つける恐れがあるので、このような入れ歯を磨きやすい大きな形をした入れ歯専用の歯ブラシがありますので、こういったものや入れ歯専用の歯磨き粉があるのでそういったものを使うようにしましょう。
また、入れ歯専用の付け置き用の洗剤もありますのでこういったものを寝る前等に使うことでより汚れを綺麗にとることができます。ただこういった洗剤の中には今使用中の入れ歯と相性が悪いものも存在しますので一度先生と相談するといいと思います。
入れ歯を清潔に保つことで臭いや着色だけでなく、入れ歯の寿命を延ばしたり、他の歯を守ったり、肺炎など全身的なご病気を予防することにもなります。

 

Q 入れ歯がなくても食事できるのですが、入れ歯をいれなくてもいいでしょうか。

歯を失った数が少ない患者さんの場合ですと他の歯で噛めるために、入れ歯に違和感や嫌悪感等を感じて、入れ歯を入れたがらない患者さんはどうしてもいらっしゃいます。
ただ、歯のないところをそのままにしてしまうと徐々に左右や上下の歯が動いてきてしまい、かみ合わせのバランスが悪くなることがあります。また、一部の歯だけで強い負担を受けることで残った歯がダメージを受けて、悪くなってきてしまうリスクもあります。
なので今現在は不自由を感じていなくても将来のことを考えると原則的に入れ歯を入れていた方が奥地の環境のためにはいいかと思われます。

 

Q 入れ歯に関してお悩みの方へ、先生から一言お願いします。

歯を失った方にとって、入れ歯は見た目やお食事など日常生活で大きく関わってくると思います。それだけに、入れ歯の悩みや不自由なことは非常に患者さんを苦しめている問題になっているはずです。
なのでそういったお悩みをお持ちの方は、無理に我慢することなく一度相談にいらっしゃってください。
きっと、お力になれるはずです。

 
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「入れ歯」の説明動画

2016年04月19日

入れ歯は歯を失った時に広く利用されていますが、入れ歯の機能は材質やタイプにより大きく異なります。東京医科歯科大学で入れ歯を専門に研究している馬場先生が、入れ歯の判りやすい説明を動画でしています。自分にあった満足のいく入れ歯をつくるためにご参考にしてくささい。

 

「頼れるドクター」ドクターの取材がありました。

2015年11月15日

頼れるドクター」は地域で文字通り頼ることのできるドクターを各科ごとに紹介している雑誌です。マナミ歯科クリニックは本年版(2015-2016年)に続き来年版(2016-2017年)に歯科医院として掲載されます。マナミ歯科クリニックは現在は中野・杉並・吉祥寺地区をカバーする「頼れるドクター」に掲載されていますが、来年版ではカバーされる地域に新宿が加わり、より広範囲の患者様にマナミ歯科クリニックの存在をお伝えすることができるようになりました。また、来年版からはコンビニにも「頼れるドクター」が置かれるようになりました。これによりより多くの方々の目に触れ、買いやすくなると思います。

その新しい「頼れるドクター」の取材が先日行われました。マナミ歯科クリニックは本年7月に大幅な改装を行い、設備機器も一層充実しましたが、それらを含め写真も一新されます。また、院長インタビューでは院長と並んで山根副院長も登場します。新しい「頼れるドクター」来年2月ごろ発売の予定です。価格は未定ですが本年版は990円となっています。

 

 

院長、副院長が並んで撮影です

院長、副院長が並んで撮影です

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