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神経を取ったはずの歯がまた痛む:それは抜歯のサインかもしれません

2017年10月8日


神経は取ったのに
虫歯が進行すると歯髄と呼ばれる部分を除去することがあります。歯髄には神経や血管が入っていて、歯髄を取ることを「神経を取る」と言うことが多いと思います。神経を取った歯は失活歯と言いますが、失活歯は歯質が弱くなり(歯自体がもろくなるのではなく、削って歯が減ってしまうことと、神経がないため痛みを感じず強く噛むことが原因です)、時間ととも黒ずんでくることもあります。
そのため根を取った歯は、虫歯でできた穴をふさぐだけでなく被せ物(クラウン)で覆うことが多くなります。クラウンで覆うことで歯質の弱さを補うことができますし、黒ずんできても目立つこともありません。根を取った後、白い歯にするためにセラミックのクラウンを自費で作成する患者様もたくさんいます。


ところが神経を取ったはずの歯が再び痛みだすことがあります。これは根尖(こんせん)性歯周炎と歯の根の部分の炎症です。実は根尖性歯周炎の最大の原因は歯の根を取って詰め物をすると時に唾液が混入したことにあります。口の中は細菌が数百億から数千億個もいるという細菌の巣です。根の治療を行うにはラバーダムというゴムの被膜で覆うことが、唾液の侵入をふせぐためにゆうこうなのですが、ラバーダムを使用しない歯科医院も多いのが現状です。(こちらの動画をご参照ください)
それでは根の先が炎症を起こした歯をどのように治せばよいのでしょうか。根を取るまで虫歯が進行した歯は、言ってみれば抜歯寸前です。「もう抜歯しかありません」と言われる場合も多いのです。しかし、抜歯すると、ブリッジ、入れ歯、インプラントという治療になります。インプラントは自費治療に限られますし、白い歯にしたいということになればブリッジもかなり高額な費用がかかります。
抜歯を選択する前に、専門家による根管治療を検討されるのは意味があると思います。これは高度な訓練と経験を積んだ根管治療、つまり歯の根の治療を行うもので、精密根管治療とも呼ばれます。精密という言葉が示すように、治療ではマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)が使われ、細かく複雑な歯の根の治療を行います。

歯科用マイクロスコープ

根を取った歯が痛んできたら、それは抜歯につながる危険なサインです。しかし、抜歯とあきらめる前に、精密根管治療の検討をぜひお勧めします。

 
マナミ歯科クリニックの根管治療

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