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血脇守之助

2011年4月19日

珍しい名前ですが本名です。1870年、明治3年、下総南相馬郡、今の我孫子市のあたりで生まれました。生家は加藤姓でしたが、18歳で血脇家に養子となり血脇守之助を名乗ることになります。血脇は日本の歯学界の草分けで、東京歯科医学院、現在の東京歯科大学を創設しています。

しかし、血脇の名前は歯学の世界の人間というより野口英世への文字通り献身的な支援で記憶されることが多いようです。血脇は上京してきた野口の才能を深く評価し、物心あらゆる面で野口を助けました。27歳で始めて野口が上京してきた時、血脇は4円の月給を勤め先の歯科医院と交渉して7円に上げてもらい、そのうち2円を野口に渡しました。血脇はその時野口に「君のおかげで昇給したよ」と言ったと伝えられています。

その後も血脇の支援は続き、野口がアメリカへの留学費用300円を出発前に、花街で散在して使い果たした時も、初めての借金をしてそれを購いました。野口は博打うちだったという父親の血をひているせいか、そのような金の使い方をすることがたびたびあったのです。

しかし、その後血脇が渡米した際、既に世界的医学者としての地位を確固たるものにして野口は一月あまり血脇につきっきりで世話をし、当時のアメリカ大統領ハーディングとの面会も二人で果たしています。あまりの歓待ぶりに血脇が「もう昔の恩など帳消しにしよう」と言ったのですが、野口は「私は日本人です。日本人は恩義を忘れることはありません。どうぞ昔のように清作と呼び捨ててください」と応えました。

日本の歯学、医学はこのような明治人たちによって礎が築かれてきたのです。

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