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起きている時も歯ぎしりをしてしまう TCH(歯列接触癖)

2017年11月18日

マナミ歯科クリニックではボトックスと同等製品としてボツリヌストキシン製剤による治療を開始しました。

いつの間にか歯を噛みしている

TCHはTooth Contacting Habitの略で日本語では歯列接触癖とよばれています。その名の通り上下の歯を持続的に接触させる癖のことを言います。 上下の歯が接触しているのは当たり前だと思うかもしれませんが、普通は1日で上下の歯が接触するのは20分程度で、残りの時間は上下の歯と歯の間はわずかな隙間を空けています。
上下の歯が接触すると筋肉は緊張状態になっています。このためTCHは肩こりの原因になったり、顎関節症を引き起こす可能性があります。

さらに持続的に歯と歯茎に力が加わることで、歯を傷めたり、歯茎を圧迫することで歯周病を進行させるようなことが起きます。つまり、歯ぎしりや食いしばりと同様のリスクがあるのです。
歯ぎしり、食いしばりは就寝中に行うことが多く、対症療法ととしてマウスピース(ナイトガード)を装着するのが一般的な治療です。しかし、TCHは日中無意識に行うものなので、マウスピースを装着して生活しなければいけないことになり、対症料も難しいという点で厄介です。

就寝中の歯ぎしりはマウスピースで防ぐことができるが・・

TCHの原因は色々考えられますが、主なものはストレスや緊張にあると言われています。現代人はストレスの強い環境で生きていますし、ストレスの原因を無くすことは困難です。
TCHの治療で現在有効とされているのは、認知療法、つまり歯を接触させていることに気が付いたら、意識的に上下の歯の間を空けるというものです。無意識の行動のTCHですが、意識して注意を行うことを繰り返すことで次第にTCHを解消するという方法です。
最近、TCHにボトックスの有効性が認められるようになってきました。TCHの結果であり原因である顎の筋肉の緊張をボトックスで抑えることができます。
ボトックスは就寝中の歯ぎしりの治療に有効ですが、TCHにも効果があります。TCHは就寝中の歯ぎしりと違って、マウスピースを睡眠中に装着してマウスピースの状態から歯ぎしりの確認はできません。自分でふと気が付くと上下の歯を接触させていることが多いのなら、TCHの治療が必要かもしれません。

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