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なぜ必要?インプラントの骨造成

2019.06.16

インプラントはチタンネジを埋め込む土台の骨が必要


インプラントは歯を失った時、その代わりにチタンでできたネジを歯を支えている骨(歯槽骨)に埋め込み、その上に人工歯を装着する治療です。埋め込まれるチタンは錆びず生体との反応も小さいので、金属アレルギーはほとんど起きません(まれにチタンでも金属アレルギーが起きる人はいます)。

チタンネジは単に埋め込まれているだけではありません。チタンは骨と顕微鏡レベルで一体化するオッセオインテグレーションという状態を作り出し、しっかりと固定されます。また、インプラントに用いるチタンネジはオッセオインテグレーションを円滑に進めるための微細な表面加工が施されています。

しっかりと骨と固着したチタンネジに支えられたインプラントは、天然歯に劣らず違和感のない優れた咀嚼力を提供します。また、メンテナンスを怠らなければ一生使い続けることのできるほどの耐久力があります。

インプラントは健康保険が適用されませんが、歯科治療に公的な健康保険がないアメリカではインプラントは歯を失った時の治療の第一選択肢となっているほどです。

そのインプラントが適用できない場合があります。一つは内科的な疾患(重度の糖尿病などは感染リスクが高くなります)でインプラントの施術が難しい場合、もう一つはチタンネジを埋め込む骨が十分にない場合です。骨が十分にないのは地盤の弱い土地に建物を建てるようなもので、しっかりとネジを固定するのが難しくなります。

しかし、骨が十分になくても骨を増加させてインプラントを行う方法として骨造成があります。骨造成には骨を移植するものと骨のさ再生を促すものがありますが、どちらも骨の活発な新陳代謝により安定的なインプラントネジを埋め入れる土台の骨を造成します。

インプラントの適応例は広がっている


骨移植は自分の顎などから採取した骨を移植する自家骨移植と人工骨を用いるものがあります。自家骨移植は安全性は高いのですが、骨の除去手術が必要となります。骨移植の応用例では上顎のインプラントで上顎洞(上顎の上部の空洞部分)の骨の厚みがない時のサイナスリフト(上顎洞底挙上法)があります。

骨造成はGBR(骨再生誘導法)が一般的ですが、骨材には種々のものが開発されていて、成功率を高める努力が行われています。どの骨材もそのまま骨になるのではなく、骨細胞が成長して土台としての骨を形成するための核になります。

近年GBRの成功率を高めるために、自分の血液から血小板を抽出して骨形成を促進するCGF・AFG療法が行われるようになりました。CGF・AFG療法は再生医療の応用です。インプラントは骨造成、骨移植さらに骨形成を助ける治療技術が開発されています。新しい技術がインプラントの適用症例をますます広げています。

血液から血小板を抽出する遠心分離機