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歯科の蜂窩織炎の原因と対処法

2022.07.13

 

歯科では虫歯や歯周病、歯周膿瘍など、さまざまな感染症に対応していますが、顎骨骨髄炎や蜂窩織炎(ほうかしきえん)にまで進展すると口腔外科でなければ診ることが難しくなります。今回はそんな口腔内の感染症に由来する蜂窩織炎を詳しく解説します。

蜂窩織炎とは、細菌感染によって皮膚と皮下組織に炎症が生じる病気で、局所の発赤や腫脹、熱感、疼痛などを伴います。全身症状としては、発熱、倦怠感、食欲不振、頭痛などが挙げられ、口腔底に炎症が波及した蜂窩織炎では、開口障害、発音障害、嚥下障害などが現れやすいです。炎症が喉の奥まで波及すると、気道が狭窄して呼吸するのも困難となる場合があります。

口腔底蜂窩織炎の主な原因は、虫歯、歯周炎、智歯周囲炎、抜歯後の感染などです。とりわけ、下の親知らずの抜歯後の感染には十分注意しなければなりません。口腔底の組織は、隙(げき)と呼ばれるすき間で交通している部分があり、大臼歯付近は炎症が波及しやすくなっています。そこからさらに進展すると、喉の奥である咽頭隙や左右の肺の間にある縦郭(じゅうかく)といったすき間へと炎症が広がり、縦郭炎などの重篤な継発症を引き起こしかねません。

口腔底蜂窩織炎は、基本的に抗菌薬による薬物療法と外科療法で対応します。外科両方では、腫れている部分を切開して、たまった膿を取り出します。専門的には切開、ドレナージと呼ばれる処置で、炎症反応が落ち着いてきたら、根本的な原因となっている歯や歯茎の治療を行います。

 

 

蜂窩織炎は臨床の現場でそれほど頻繁に見られるものではありませんが、虫歯や歯周病を放置して重症化させると、そのリスクは上昇します。また、急性の場合は気道が圧迫されて、命に関わるような事態にまで発展するため、「たかが虫歯・歯周病」とは考えずに自覚した段階で治療を受けるようにしましょう。