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漿液性唾液と粘液性唾液

2021.06.18

 

口の中には、耳下腺、顎下腺、舌下腺という3つの大きな唾液腺が存在します。いずれも唾液を分泌するための器官で、口腔衛生の維持に大きく寄与しています。そんな唾液腺から分泌される唾液は、大きく2つに分けることができます。

 

1つ目は漿液性唾液(しょうえきせいだえき)で、一般的にはサラサラ唾液と呼ばれています。心身ともにリラックスしていて、副交感神経の働きが優位な時に分泌される唾液です。サラサラとしているので、お口の中の汚れを洗い流す“自浄作用”が期待できます。

 

漿液性唾液には、消化酵素が豊富に含まれており、消化・吸収を助けてくれます。また、食べ物を湿らせて嚥下しやすくする機能も備えています。サラサラ唾液の漿液性唾液だけで十分機能を発揮しているようにも思えるかもしれません。

 

しかも、2つ目の粘液性唾液(ねんえきせいだえき)はネバネバ唾液とも呼ばれ、あまり気持ちの良いものではありません。実際、緊張していいたり、強いストレスを受けたりしている時に分泌されるのが粘液性唾液なのです。

 

 

しかし、このネバネバ唾液にも重要な役割があります。それは「粘膜の保護」作用です。ネバネバとした唾液が歯茎を始めとした口腔粘膜を覆うことで、外からの刺激を受けにくくします。また、粘液によって細菌を絡めとる作用もあり、感染防御にも寄与するのです。そのため、漿液性唾液と粘液性唾液はお口の健康を保つ上で、どちらも欠かすことのできない分泌物といえるのです。

 

ちなみに、朝起きた時にお口がネバネバしているのは、粘液性唾液の分泌が活発になっているというよりは、単に口腔内が乾燥しているからです。睡眠中は唾液腺の活動が低下するので、サラサラ唾液もネバネバ唾液も分泌量が減り、口腔乾燥を引き起こします。口の中の湿度や衛生状態は、唾液によって維持されている面が大きく口腔ケアを行う際には、唾液をもっと理解することは無駄ではないでしょう。