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ガミースマイル

2019年6月4日

ガミースマイルは笑った時に歯茎の大部分出て見える



ガミースマイルとは笑うと歯茎、特に上の歯茎が露出してしまうことです。ガミースマイルは英語ではgummy smile、gumは歯茎のことですから、直訳すると「歯茎笑い」となるでしょうか。日本語に適訳がないくらいですから、元々日本人はガミースマイルをあまり気にしていなかったと思われます。

しかし、欧米人にはガミースマイルはあまり好まれません。八重歯も日本では可愛いと思われてきたのに、欧米では「治すべき歯並び」になってしまいます。昔は比較的問題にされなかったガミースマイルも気にする日本人が増えてきているようです。

ガミースマイルでない場合、笑った時に歯茎は1mm程度露出しますが、3−4mm程度見えるのがガミースマイルと言われています。中には1cm程度露出して、笑うと上の歯がなくて下の歯だけが見えるようになることもあります

ガミースマイルでない場合、歯茎は1mmt程度以下しか見えない



ガミースマイルになる原因は

・歯並び: いわゆる出っ歯など歯並びが悪くて上唇が閉じにくい
・口元の筋肉の問題: 上唇を筋肉が引っ張ることで歯茎が多く露出する
・骨格: 骨が突き出していて唇が閉じにくくなっている
・歯茎: 歯茎自身が一般より肥大している

といったものがあります。

口元の筋肉が引っ張っているためにガミースマイルになることは比較的よく見られます。この治療法はボツリヌス菌製剤(いわゆるボトックス)を注射して筋肉を弛緩させる治療法があります。有効ですが、一定期間ごとに注射を繰り返す必要があります。

ボツリヌス菌製剤の注射で上唇が引っ張られることで起きるガミースマイルを治すことができる



ガミースマイルが歯並びによるものの場合は、矯正治療が有効です。しかし、矯正治療だけでガミースマイルが治ることは必ずしも多くありません。ガミースマイルは骨格と歯茎の肥大が組み合わさったものが多いと言われています。

このような場合は、骨を切る、歯茎を切開するいずれか、あるいは両方を行う治療を行う必要があります。

骨格と歯肉(歯茎)の形状によるガミースマイル


歯茎の切開と骨の除去を行った後



術後ガミースマイルが治った状態



手術は費用と時間がある程度かかりますが、自信を持った笑顔は性格まで変えることもあります。ガミースマイルがコンプレックスとなって笑顔を失ってしまうような時は、手術を考えることも必要でしょう。

笑顔に自信が持てると性格まで変わることもある

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