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口腔内スキャナーが変える歯科治療

2019年9月21日

口腔内スキャナーは撮影画像をモニターに表示し処理できる



口腔内スキャナーは口の中をスキャンすることでデジタルデータを得て、そのデジタルデータを技工物の作成や診断に利用するものです。口腔内スキャナーに対し通常のカメラによる口腔内の撮影は歯や歯茎の状態を記録するのが目的で、撮影した画像をデジタルデータとして処理したり利用したりすることはありません。口腔内スキャナーとよく似た名前の口腔内カメラも映像の表示や記録のために使われます。

口腔内スキャナーが口腔内カメラを含めて普通のカメラと違うのは、対象物の歯や歯茎を立体情報を得ることができることです。立体情報があるので、口腔内スキャナーの画面上で被せ物や詰め物を設計することができます。口腔内スキャナーは立体情報を採取するために対象物との距離を測定します。この測定は小さな部分ごとに行われ、口腔内スキャナーの接続されているコンピューターが立体画像を組み立てます。

口腔内のカメラ撮影は歯や歯茎の状態の記録を行う



口腔内スキャナーは何種類もありますが、機種により技工物を作成するためのデータを作ったり、矯正治療での歯の動きのシミュレーションを行うことができます。技工物を作る時、従来の方法では印象材で歯の型取りをして石膏模型を作り、そこからセラミックや金属の被せ物や詰め物をつくりますが、口腔内スキャナーを使用するとそれは必要なくなります。

被せ物や詰め物などの技工物を作るには印象材を使った型取りが必要



実際には従来の印象材を使った型取りを無くすことは必ずしも簡単ではありません。現在の口腔内スキャナーはかなり大きいので口の中を隅々まで撮影できないことがあります。また、口の中は唾液があり撮影の障害になるため、立体映像のための距離情報のデータの精度が十分に確保できないといったこともあります。このため、従来の印象材を使って作られた歯の石膏模型を口腔内スキャナーでスキャンして技工物作成用のデータを得ることも行われています。

口腔内スキャナーで撮影したデータをモニター上で処理して技工物の作成ができる



また、技工物を作るのも3Dプリンターなどですべてコンピューター制御で作られることもありますが、最終的な調整は技工士や歯科医師が行うことが必要になることがほとんどです。セラミックのような審美性の求められる場合は色合いなど人手が介在する部分が多く残されています。歯の技工物は、一品生産の上に高い精度が要求されるので、大量生産の製品のような自動化は簡単ではありません。

しかし、口腔内スキャナーから出発して型取り、技工物の設計(CAD)、制作(CAM)まで一貫してデジタル技術を使って行うCADCAM化は確実に進んでいます。デジタルデータは保存もコピーも容易です。また、CTで撮影されたデジタルデータと組み合わせて、口の中を3次元的にコンピューターで再現することも可能です。口腔内スキャナーは歯科治療に急速に発達するデジタル技術を取り入れる先頭に立っていると言うことができるでしょう。

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