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歯のブリッジって被せ物と何が違う?

2021年12月12日

失った歯を補う方法には、ブリッジ・入れ歯・インプラントの3つがありますが、ブリッジに関してはどのような装置なのかよくわからない方も多いようです。確かにブリッジには、いろいろな設計がありますし、そもそも被せ物と何が違うのか詳しくは知らない方も多いでしょう。

ブリッジはその名の通り橋(ブリッジ)のような形をした装置です。残った歯に人工歯を被せるので、基本的にはいわゆる“被せ物”と同じといえます。歯質を大きく削って、レジンやセラミックで作られた人工歯を被せます。ただし、治療の目的が大きく異なります。

一般的な被せ物は、虫歯で“失った歯質を補うために”人工歯を被せます。対象となるのは歯根がしっかり存在している1本の歯です。一方、ブリッジは“失った歯を補うために”装着する装置であり、歯を丸ごと失っているケースが対象となります。

しかも、ブリッジの人工歯を被せるのは、あくまで支えとなる歯であり、基本的に虫歯や歯周病にはかかっていません。この点に抵抗を感じる方が多いかもしれません。治療であるにも関わらず、健康な歯を削らなければならないからです。

ただ、そうした犠牲はありますが、失った歯の機能や審美性を回復できるというメリットがブリッジにはあります。両端の支台歯に挟まれた部分に「ポンティック」と呼ばれる人工歯を配置することで、見た目も大きく改善されます。一見すると、歯列が元通りになったように見えますよ。

つまり、ブリッジは両端に被せ物が配置され、その間を歯根のない人工歯が連結されている特殊な装置となっています。固定式の装置なので、入れ歯のようにずれることはありません。また、人工歯に歯根が存在しておらず、大掛かりな外科処置が不要となっています。

このようにブリッジは、被せ物はもちろん、入れ歯とも大きく異なる特殊な装置です。入れ歯のような違和感もなく、インプラントより手軽な点もあります。ただ、健康な歯を削って装着すること、橋渡しを行うという構造上、無理かかかりやすく、歯周病や虫歯のリスクも入れ歯やインプラントよりは高くなります。ブリッジは比較的一般に欠損歯の代替に使われます。しかし、入れ歯やインプラントとの利害得失はよく理解して選択すべき治療法です。

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