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歯や歯茎の健康とビタミンとの関係

2022年8月19日


 
健康に気を遣っている人は、ビタミンを積極的に摂取していることかと思います。ビタミンは私たちの体の機能を正常に保つ上で欠かすことのできない栄養素であり、その重要性はよく知られています。そんなビタミンは歯の発育や歯茎の健康にも深く関係していることをご存知でしょうか?
 
まず、ビタミンAは、歯の一番外側を覆っているエナメル質の作る際に必要となります。ビタミンAが不足して起こる「ビタミンA欠乏症」でエナメル質形成不全の症状が認められるのはそのためです。
 
ビタミンDは、カルシウムとリンの量的バランスを維持する上で重要な働きを示し、これが不足する「ビタミンD欠乏症」でもエナメル質減形成や矮小歯、円錐歯といった異常を引き起こすことがあります。
 
ビタミンCは、コラーゲンの合成を促進したり、末梢組織の血流を増加させたりする効果が期待できるため、歯茎の健康維持に大きく寄与します。そのためビタミンCが不足すると、歯周病のリスクが高まります。
 
ビタミンBは、粘膜の健康を維持するのに役立ちます。とくにビタミンB2とビタミンB6は口内炎の症状を緩和する作用が期待できるため、普段からお口のデキモノに悩まされている方は積極的に摂取するようにしましょう。ちなみに、口内炎の時によく飲む「チョコラBB」の”BB”は、ビタミン”B2”に由来しています。
 
最後に、抗酸化作用があるビタミンEは、活性酸素による歯茎の破壊を抑制する効果が期待できるため、毎日適切な量を摂取することで歯周病を予防しやすくなります。ビタミンCと同様、血行促進作用がある点も歯周病予防に貢献するといえるでしょう。
 

 
このように、ビタミンというのはA~Eまでそのすべてが歯や歯茎、お口の粘膜の健康と直結している栄養素なのです。その点も理解した上で食習慣を改善すると、虫歯や歯周病をさらに予防しやすくなります。

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