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歯科でも使う「パルスオキシメーター」

2021年8月7日


 
肺炎を誘発するような感染症が流行すると、パルスオキシメーターという医療機器の需要が高まります。おそらく、皆さんもパルスオキシメーターという言葉を一度は耳にしたことがあるかと思います。もうすでに使用した経験がある方も少なくないでしょう。
 
というのも、医科の診療では、パルスオキシメーターは日常的に使用する医療機器だからです。指にはめるバッジのような形態をしている機器で、動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を採血することなく測定できます。
 
動脈血酸素飽和度とは、酸素をどれくらい摂り込めているかを測る指標で、心臓や肺などに異常があるとその値が低下します。つまり、全身状態を簡便な方法でモニターできるため、医科の診療で欠かすことの装置となっています。そこで気になるのが歯科診療における必要性ですよね。
 
歯科医院には、肺炎や心疾患、高血圧症など、全身管理が必要となる患者も一定数います。歯科治療は、歯を削ったり、歯茎をメスで切開したりするなど、侵襲の大きい処置が主体となるため、患者さまの心身にかかる負担も比較的大きくなっています。とりわけ、インプラントのような外科手術を伴う治療では、パルスオキシメーターが有効となる場面も増えてきます。
 
パルスオキシメーターの標準値は96~99%となっており、これが90%を下回るようなことがあると、呼吸不全が疑われます。全身の臓器に十分な酸素が遅れていないので、酸素吸入等を早急に行う必要が出てきます。ただし、その数値はあくまで目安であり、全身状態を正確に見極めることは、医師や歯科医師を始めとした専門家でなければ困難です。
 
パルスオキシメーターは歯科でも使用する場面があります。全身管理を行う上で非常に有用な装置です。
 

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