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誤飲の時の 対処法

2022年2月10日


 
銀歯を始めとした詰め物・被せ物は、何かの拍子に取れることがあります。粘着性の高いガムやキャラメルを食べて銀歯が外れてしまった経験がある方も少なくないことでしょう。そんな外れた詰め物・被せ物を誤って飲み込んでしまった場合、どう対処すればよいでしょう。
 
ほとんどの場合、誤飲した詰め物・被せ物は時間の経過とともに排泄されるので心配する必要はありません。一般的には2~3日で便とともに出てきます。レジンやセラミック、歯科用合金は胃で消化することはないため、誤飲したからといって健康を害することはまずありません。ただし、誤飲したあと腹部に違和感や痛みが生じている時は注意が必要です。詰め物・被せ物の辺縁が尖っていて消化管を傷つけるリスクもゼロではないからです。

 
詰め物・被せ物を誤嚥(ごえん)した場合は早急に対処する必要があります。誤嚥とは異物などを気道に飲み込んでしまうことで、むせる・せき込むといった症状が現れます。咳と一緒に詰め物・被せ物も吐き出すことができれば問題ないのですが、そのまま気道に残留すると細菌感染などを引き起こすことがあるためて適切な処置が必要です。
 
誤嚥した詰め物・被せ物がどのような状態にあるかは、レントゲン撮影を行うことで把握できます。実際にそれを取り出すには歯科医院ではなく消化器外科が行わなければならないこともありますが、まずは治療を受けた歯科医院で診てもらうのが良いでしょう。その上で、適切な対処法を考えていきましょう。
 
銀歯やレジン歯が外れて飲み込んでしまっても、とくに症状がなければ問題ありません。ただ、詰め物・被せ物が外れた部位は傷口がむき出しとなっているような状態なので、改めて修復治療を行わなければなりません。いずれにしてもできるだけ早く歯科を受診しましょう。
 

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