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軽度の歯周病の治療方法

2022年3月27日

 

 
歯周病は、進行度によって症状が大きく変化する病気です。その大きな分岐点となるのが「歯肉炎」から「歯周炎」への移行です。歯肉に限定していた炎症が歯根膜や歯槽骨にまで波及すると、歯周組織の破壊が始まるからです。歯周病はそんな不可逆的な症状が現れる前に治すべき病気といえます。軽度の歯周病である歯肉炎の治療方法は多少異なってきます。
 

 
歯肉炎は歯茎が赤く腫れ、歯磨きの際に出血が認められる病気です。歯面に歯垢や歯石、バイオフィルムが形成されることで歯周病菌が繁殖し、歯茎に炎症をもたらします。この段階であれば、歯周ポケットも深くありませんし、歯面の汚れをゼロにすることで症状の改善が見込めます。
 
具体的には、クリーニングで歯垢・バイオフィルムを除去し、スケーリングで歯冠部の歯石を取り除きます。ただし、プロフェッショナルケアの効果は永続的ではありません。あくまで歯面の汚れをリセットすることしかできないので、その状態を維持するためには適切なセルフケアを実施する必要があります。ですから、歯周病の治療では必ずブラッシング指導も併せて行われます。
 

 
このように、軽度の歯周病であればメインテナンスとほぼ同じ内容の処置で治療を進めることが可能です。重度の歯周病治療のように、麻酔を打って歯根面の歯石を除去したり、歯茎をメスで切開したりするなどの外科処置も不要です。軽度の歯周病治療では、とにかくプラークコントロールを徹底し、口腔衛生状態を良好に保つことが主な目的となりますので、治療される側の心身にかかる負担も極めて軽くなります。
 
そうして歯周病の症状が改善されたら、メインテナンスへと移行して今度は予防に努めるようにしましょう。歯周病は一度かかってしまうと完治させるのが困難な病気であり、症状をいかにコントロールするかが鍵となります。歯周病の治療・予防に力を入れている当院なら、口腔内の健康を生涯にわたってお守りすることができます。
 

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