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鎮静麻酔(睡眠無痛治療)とは?笑気ガス・全身麻酔との違いは?

2022年11月6日

 

歯科治療というのは、誰にとっても怖いもの・不安なものです。過去に辛い経験をされた方はとくに歯科治療への恐怖心が強くなっていることかと思います。そうした方には是非とも鎮静麻酔(睡眠無痛治療)という方法があることを知っていただきたいと思います。

 

歯科治療の目的は、虫歯や歯周病を治すことであり、恐怖心や不安感に打ち克つことではありません。治療に伴う痛みが怖くて受診すら難しい場合は、睡眠無痛治療でストレスを限りなくゼロに近付けることができます。静脈内鎮静法(睡眠無痛治療)なら、半分眠ったような状態で歯科治療を受けることができます。

 

「日本歯科麻酔学会認定医」の資格を持ったドクターが腕の静脈から鎮静剤を投与し、恐怖心や不安感のない、リラックスした状態へといないます。それでは鎮静麻酔と笑気ガスや全身麻酔とはどんな違いがあるのでしょうか。

 

麻酔には、鎮静作用と鎮痛作用があります。この中で全身麻酔は文字通り鎮静、鎮痛両面で完全な麻酔作用を施します。これに対し、鎮静麻酔は文字通り鎮静を行います。笑気ガスも同様に鎮静目的ですが、作用は鎮静麻酔より弱くなります。

 

笑気ガスは、鼻から笑気ガスを吸い込む施術法で、気持ちが「ふんわり」とした感じなり、人によっては楽しくて笑顔がこぼれることもあります。静脈内鎮静法よりは作用が軽いため、施術の難易度も低いです。脱毛をされている方であれば、美容外科で経験したことがあるかもしれません。

 

 

全身麻酔は、静脈内鎮静法よりも作用が重くなります。全身麻酔を施されると自発呼吸ができなくなるので、人工呼吸器が必要となります。一時的ではあるものの全身の循環を医療機器に頼ることになるので、患者の心身にかかる負担も大きくなります。そもそも全身麻酔はたくさんのスタッフと高度な医療機器がそろっている大学病院などでなければ実施が不可能で、入院も必須となっています。そういう意味で静脈内鎮静法は、笑気ガスと全身麻酔の中間に位置する無痛治療(鎮静法)と言えるでしょう。

 

鎮静麻酔で施術を行うと、その間の記憶はほとんどありません。実際、鎮静麻酔でインプラントを行うと、まるいで最初と最後に声をかけてくれる麻酔医が全ての施術を実行したようにさえ感じます。鎮静麻酔は施術の苦痛を大幅に下げるので、インプラント、親知らずの抜歯、精密根管治療のように長時間におよぶ治療には特に効果を発揮しますし、そのために短期集中治療に活用することもできます。

 

 

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