2017年11月8日
マナミ歯科クリニックではボトックスと同等製品としてボツリヌストキシン製剤による治療を開始しました。
マナミ歯科クリニックではボトックスと同等製品としてボツリヌストキシン製剤による治療を開始しました。
ボトックス注射という言葉をお聞きになったことがあるかもしれません。実は、ボトックスというのは商品名で、一般名称はボツリヌス毒素製剤と言います。恐ろしい響きがあるためでしょうか、普通は商品名のボトックスとして知られています。
ボトックスは筋肉弛緩作用があり、これを利用して医療用として斜視や腋臭の改善に用いられ始めましたが、美容医療の分野ではしわ取りに使用されることが最近は増えてきました。
ボトックスの筋肉弛緩の作用は顎関節症や歯ぎしりにも効果があることが認められています。アメリカでは歯ぎしりの治療に用いられることも多くなってきており、日本でも一部の歯科医院では顎関節症や歯ぎしり、食いしばりの治療にボトックスを使用するところも出てきました。
しかし、顎関節症や歯ぎしりはナイトガード(マウスピース)というかなり有効な対症療法があること、ボトックスの効果は半年程度しか持続しないことなどから歯科分野での普及はそれほど進んでいません。この他、歯科医師は口腔内以外に注射をすることは麻酔歯科医以外はほとんどないことも普及が進まない一因でしょう。
しかし、ボトックスを原因不明の痛みに対する一種の神経ブロックとして応用する例も出てきており、今後はボトックスを歯科医院でも使用するケースも増えてくるのではと予想されます。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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