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インプラント最前線: 骨造成

2017年2月18日

骨造成がインプラントの適用範囲を大きく広げた

インプラントは歯を失った時、歯の根の代わりにチタンねじを顎骨に埋め込み(埋入と言います)、そこに人工歯を装着する治療です。インプラントで取り付けられた歯は、ほとんど天然歯と変わらない咀嚼力を発揮しますし、入歯のような違和感もありません。
インプラント治療はすでに50年以上の歴史があります。世界で最初のインプラント治療の患者はインプラント装着後40年以上、亡くなるまでインプラントを使い続けることができました。
しかし、そんなすぐれた治療法のインプラントも適用が難しいケースがあります。その一つがチタンネジを埋め込む骨の厚みや量が不足している場合です。しっかりとネジを埋め込むことができなくてはインプラントは行えません。
十分な骨がない時、インプラントネジを埋入できるようにする方法に骨造成と呼ばれる手法があります。特に、上顎は骨の厚みが薄いため、骨造成をインプラントを行うために必要になるケースが多くなります。
上顎骨に対しては骨造成のアプローチによりサイナスリフト、ソケットリフトといった方法があります。また、上顎骨に限らず、歯周病などで歯槽骨が失われていると、やはり骨造成が必要です。
骨造成を行うとき、チタンネジを埋入するために入れる骨には自分自身のもの(他の場所から移植します)や牛の骨などがありますが、骨造成用に入れられた材料は、あくまでもインプラントネジを埋め込む土台を当座作るもので、次第に吸収されていきます。
骨造成用に入れた土台は吸収されても、土台を作ったスペースに周りから骨が成長してそれを置き換えていきます。骨造成は骨の成長を自然に促すスペース確保が目的です。「牛の骨を一生使うのは嫌だ」と心配することはありません。
骨造成により、インプラントの適用できるケースは大きく広がりました。ただし、インプラント治療を行う歯科医院のすべてが骨造成も行っているわけではありません。インプラントは単に「インプラントが埋入」できるだけでなく、より幅広い治療技術が求められるようになってきています。

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