2017年10月29日
ホワイトニングはしたいけれど、痛みが出るのでは、歯を傷めるのではと心配されている人は多いと思います。本当に白くなるのだろうか、白さはどれくらい持つのだろうか、そういう質問もよく頂戴します。
まず、痛みですが、これは人によりかなり差があります。全然感じないという人がいる一方、沁みて痛むのがつらいという方もいらっしゃいます。
ホワイトニングで痛みが出る原因で一番多いのは知覚過敏です。知覚過敏はエナメル質の下の象牙質の中にある神経が、エナメル質の部分にヒビが入ったり、薄くなることで起きるのですが、これには知覚過敏の処置をすることで代替は大きく緩和されます。
それでも痛みがある場合は鎮痛剤の服用も選択肢です。欧米ではホワイトニングと鎮痛剤はセットのようにされていて、その分より漂白作用の強い薬剤を使うこともあります。いずれにせよ、ホワイトニングの痛みは一過性のもので、持続して痛みが続くようなことはありません。
ホワイトニングで歯が傷むのではという心配もあります。ホワイトニングを行って24時間程度は着色性の強い食品を摂らない、かんきつ類など酸性の強いものは避けるといった注意は必要です。これはホワイトニングによりペリクルという歯を覆っている保護膜が一時的に失われるためです。ペリクルは回復するのでその間注意をしていれば大丈夫です。
それ以外でホワイトニングが歯を弱くするようなことはありません。ホワイトニングは1-2年に一度くらいの頻度で繰り返し行うことが多いのですが、ホワイトニングの繰り返しで歯が弱くなり、例えば虫歯になりやすくなるといったご心配は無用です。
ホワイトニングで本当に白くなるかを心配される方も多いと思います。ホワイトニングはほとんどの場合有効ですが、被せ物を白くすることはできませんし、一部の歯では白くなりにくいことはあります。これは主にテトラサイクリン歯といってテトラサイクリン系の抗生物質を幼児期に大量に服用した場合によく見られる現象です。
実際に、ホワイトニングの効果が見込める歯かどかは、事前に診察することでほとんど判断できます。また、ホワイトニングの痛みも知覚過敏以外に虫歯があると痛みの原因になるので、事前に診察、治療を行うことが望まれます。
歯科医院で行うホワイトニングはほとんどの場合非常に有効ですし、ホワイトニングに伴う痛みへの対処や白くならない可能性もチェックできます。ホワイトニングは歯科医院で行うことがお勧めです。
マナミ歯科クリニックのホワイトニング
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