2015年10月27日
マナミ歯科クリニックの山根副院長と村松先生が、10月21-23日に上海に出張し上海国際デンタルショウを視察しました。今や日本を抜き世界第2位の経済大国となった中国の最大の都市上海で開催されるこのデンタルショウは自動車ショウなどと同様に日本の同種の展示会を圧倒する巨大さで中国のエネルギーを感じさせるものです。今回の視察旅行は、世界でも最大級の歯科展示会とともに、歯科治療でも日本のライバルとなりつつある中国の実情を見るために行われました。
この写真では少し判りにくいのですが、確かに展示会の規模は大きく展示される機器も最新のものでした。ただ、歯科材料などは一流の製品も品質に疑問符が付くようなものも一緒に並んでいるという状態で、ある意味中国の実態をそのまま映し出しているように思えるものでした。また、小児用の椅子はデパートの屋上に置いてあるような自動車の形をしたものがあり、ミッキーマウスらしい顔が付いたいたりするのはご愛嬌と言えるかもしれません。
現地の診療所もいくつか見ることができましたが、健康保険制度が発達しておらず、事実上自由診療だけで価格も千差万別という中国の中では一流、超一流の所ばかりで治療費も同等の日本の自費治療よりむしろ高いほどでした。上海でも一般の勤労者の給与は日本の半分か3分の1程度ということですから、かなり裕福な層を対象にしていることが覗えました。ただ、治療を見ることはできませんでしたが、機器のレベルも含め、マナミ歯科クリニックと比べて進んでいるとは思えませんでした。歯科の治療水準は全般的には日本に一日の長があると感じました。
今さら言うまでもありませんが、上海の発展ぶりはすさまじいものがあります。村松先生がカメラを構えて写そうとしているのは、101階、高ささ491mの上海環球金融中心です。これは日本の森ビルが建設し、上海一の高さを誇っていましたが、すぐ隣に128階、632mという世界第2位の上海タワーが今月に竣工して上海一の地位を譲ることになりました。最近減速を伝えられる中国経済ですが、ダイナミズムはまだまだ健在のようです。
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