2011年4月13日
歯医者に行くのが億劫になる理由の一つに、タービンで歯を削られるということがあると思います。昔と比べるとずいぶん改良されているのですが、ガリガリと削られる感触や音が恐ろしいと御感じの患者さまも多いでしょう。
虫歯の治療は患部削ることが必要ですが、削らずに治療するという試みはいつもされています。わりと最近では「カリソルブ」という治療法がテレビで紹介されていました。これは酸で軟象をとかして付属のエキスカで軟象を除去するというものです。
確かにタービンなどの音がないのは患者さんにとっては望ましいものですが、その分時間がかかります。また、取り残しができることもあり、二次カリエス(再び虫歯になること)の危険が高くなるとの指摘もあります。
カリソルブは30年ほど前に開発されたものですが、研究室レベルでは商品化されていない各種の方法が試みられています。しかし、実用性がいま一つだったり、タービンなども進歩しているのでなかなか主流になるのは難しそうです。歯医者が苦手という方には少々残念ですが・
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。