2013年10月20日
マナミ歯科クリニックではベテランの先生方が若手のために研修をしたり、大学で研究している最新の歯科医療の成果を説明するセミナーを行っています。今回は東京歯科大学でインプラント科の医局長をしている松崎先生が「歯牙ガイド」という表題で、咬合(噛み合わせ)の考え方を深い専門知識をベースに解説しました。
歯医者というのは虫歯の部分を削って、詰め物をするだけの仕事だと思っている人は多いのではないでしょうか。「歯医者は器用で悪いところをなるべく痛みがないように直せば良い」というわけです。もちろん、それも大切なのですが、入れ歯、ブリッジ、インプラントのような新しく作ったものを口の中に入れる時には、噛み合わせの問題を将来に渡って十分に考慮する必要があります。
噛み合わせで治療した歯の反対側の歯(対合歯と言います)に余計な力がかかると、噛み合わせに支障が出ることや、歯の寿命が縮むことさえあります。つまり、咬合の仕組みを十分に理解することが治療で大切になってくるのです。
今回のセミナーのテーマではありませんが、歯周病は糖尿病で悪化したり、歯周病が他の内臓疾患の原因になることもあります。歯科医は歯を削ったり、詰めたりだけではなく体全体のことを理解することが必要になってくるのです。
どんなものもそうでしょうが、歯科の領域も広く深いのです。マナミ歯科クリニックではこれからも豊富な経験や最新の歯科治療技術を若手にも広めるようにセミナーを始め色々な努力を続けていきます。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。