2017年9月11日
歯ぎしりは主に寝ている時に歯をこすり合わせることで音がでる現象です。寝ている間なので、自分は気づかず家族から指摘を受ける人も多いと思います。歯ぎしりが強いと歯が摩耗することもあります。
歯ぎしりと似たものに食いしばりがあります。歯を強く食いしばることで、歯ぎしりのような音は出なくても歯や歯茎を傷めることも多い症状です。歯ぎしりと食いしばりは必ずしも明確な区別があるわけではなく、歯ぎしりも食いしばりも両方していることもあります。また、食いしばりの多くも歯ぎしり同様に就寝中に特に強く出ることが普通です。
歯ぎしりや食いしばりで肩がこる、頭痛が起きるということもあります。、歯がすり減ったり、食いしばりが強いと歯にひびが入り知覚過敏の原因になることもあります。さらに、歯茎を傷め、歯周病を悪化させ、最後は歯を失うことさえあります。
そのような恐ろしい結果を招くこともある歯ぎしりや食いしばりですが、原因は必ずしもはっきりしません。噛み合わせの悪さや歯並びが原因のこともあります。少し、歯を削って噛み合わせを調整することで嘘のように歯ぎしりが治ることもあります。
しかし、歯ぎしり、食いしばりの原因で一番多いのはストレスと言われています。どのようなストレスが歯ぎしりを作り出すかは判断は難しいでしょうし、そもそもストレスの原因を取り除くことが簡単ではないことも多いでしょう。仕事がストレスの原因だとしても簡単に仕事を辞めるわけにもいきません。
しかし、歯ぎしり、食いしばりにはっ就寝中に使用するマウスピース、いわゆるナイトガードという有効な対症療法があります。マウスピースを装着して寝ることで、原因が何であっても、歯ぎしりや食いしばりによって歯と歯茎を傷める可能性をずっと小さくできます。
歯ぎしりがあると家人に言われたら、口にぴったり合ったマウスピースを作ってみてください。最初は慣れないかもしれませんが、段々慣れてきますし、肩こり、頭痛が解消してしまうこともあります。歯ぎしりが気になったらまず歯科医院をお訪ねください。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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