お知らせ

精密歯内療法による根管治療

2015年6月9日

虫歯が進行して歯の根の部分まで侵さされると、感染した歯の神経を取る抜髄処理が必要となります。抜髄処理をした後、神経が入っていた部分、根管に薬を充填して治療は終わりますが、この時、十分に滅菌、消毒を行っていないと後に再び腫れたり痛みが出たりします。腫れ、痛みが再発した後は再び根管をきれいにして、薬を詰め直すのですが、根管は複雑な形状をしており、肉眼での治療は限界があります。また、滅菌、消毒を口内という雑菌が唾液に大量に混入した状態で行うことも簡単ではありません。

精密歯内療法はマイクロスコープの使用、ラバーダムによる唾液の根管への混入の防止、治療器具、環境の徹底した滅菌さらに高度な技術により、いつまでも続く腫れや痛み、感染症を治療し歯を残す確率を大きく高める治療です。下のレントゲン写真はマナミ歯科クリニックで根管治療の権威である渡邉先生が行った術前、術後の結果です。

レントゲンで白く根の部分に術後はしっかり薬剤が入っているのが判ると思います。この患者様は長年噛んだ時などに歯の根の部分に痛みを感じていたのですが、渡邉先生の治療後はすっかり解消しました。また、根管治療は半年、１年と長期間におよぶことが多いのですが、渡邉先生はこの患者様では３回、二月足らずで治療を終了させています。歯の根の治療は一般的なものですが、精密歯内療法は今までの概念を一新させる革新的なものです。