お知らせ

キービジュアル

歯磨き剤の選び方

2017年12月12日

歯磨き剤は何が一番?

どんな歯磨き剤(歯磨き粉)を選んだらよいかというのはよく聞かれる質問です。歯磨きが歯や歯茎の健康に大切なのは皆さんもご存じの通りですが、どうせ歯を磨くなら効き目のあるものを使いたいと思うのは当然です。
しかし、いきなり結論めいたことを言うと、歯磨き剤はあくまでの歯磨きの補助で歯磨き剤自身の効き目に大きな期待をするのは正しいとは言えません。歯磨きは虫歯や、歯周病の予防には効果がありますが、それはプラーク(歯垢)を除去するからです。歯磨き剤に治療の効果はありません。歯磨きの効果を分野別にみてみましょう。
歯を白くする
歯を白くするものに歯科医院で行うホワイトニングがあります。ホワイトニングは過酸化水素、過酸化尿素といった漂白剤を使って歯を漂白して白くしますが、漂白剤を含む歯磨き剤はありません。歯磨き剤が歯を白くするのは歯の表面の汚れをを研磨剤で除去する役目に限定されます。
歯磨き剤に含まれている研磨剤は歯の表面を傷つけにくいものが使われていますが、それでも硬い歯ブラシで強くこすると歯の表面に細かい傷をつけることはありますし、そうすると歯がかえって汚れやすくなってしまいます。

歯磨きだけで歯を白くすることはできない

知覚過敏
知覚過敏は歯の表面のエナメル質の下の象牙質の中にある神経を冷たい水などが刺激することで起きます。知覚過敏の原因にはエナメル質に細かいヒビが入る、歯茎が下がってエナメル質のに覆われていない象牙質の部分が露出することがあります。

知覚過敏に歯磨き剤が効果的なこともある

エナメル質にヒビが入っている場合はコーティングを行うような治療法がありますが、歯茎が下がて象牙質が露出したら、日常的に知覚過敏用とされている歯磨き剤に替えることで効果を得ることが期待できます。
虫歯予防
虫歯予防は歯磨き剤のフッ素添加は効果があります。この場合、添加されているフッ素はなるべく高濃度、具体的には1,000ppm以上が望ましいと言われています。最近日本でも1,500ppmのフッ素添加がされている歯磨き剤の認可が行われました もちろん、虫歯予防の基本がプラークの除去にあることには変わりません。フッ素添加が多い歯磨き剤を使っても歯磨きをきちんと行わなければいけません。

虫亜要望も基本は歯磨き

歯周病
歯周病予防も基本は歯磨きの励行、3か月に一度歯科医院で歯石除去を行うことです。歯周病は虫歯と同様に細菌が起こしますが、歯周病菌を歯磨き剤で殺菌できるわけではありません。塩で磨くと歯周病が治るといったことを言う人もいますが、俗説です。

最終病予防には定期的な歯石除去が効果的

まとめ
繰り返しになりますが、歯磨き剤は基本的に歯磨きを補助するものです。知覚過敏を緩和したり、フッ素添加で虫歯のリスクを下げることはあっても、プラークを正しいブラッシングで落とさなければ本末転倒と言ってよいでしょう。
歯磨き剤はフッ素や知覚過敏を緩和する薬効成分が含まれていることが多いのですが、主成分は発泡剤や香味料といったものです。発泡剤で口中泡だらけにして、香味料ですっきりした気分になっても、正しい歯磨きができているとは限りません。歯磨き剤を選ぶのなら、いや選ぶよりも歯科医院で正しい歯磨きを習得してください。

 


マナミ歯科クリニックの予防歯科歯科ドック

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

中野駅南口から徒歩5分


友だち追加

03-5385-0977

診療時間

月~金10:00~21:00(最終受付 20:30)
土・日10:00~13:30
15:00~19:00(最終受付 18:30)

※ 土日のみ休診時間有り(13:30〜15:00)
※ 祝日は休診

このページの先頭に戻る