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インプラントでお勧めできる歯科医院

2018.06.11

インプラントの実施件数は増加している


歯を失った時、インプラントでの治療を考えている方が増えています。インプラントに対する懸念(インプラントは失敗しませんか?)はマスコミのネガティブとも言える報道のせいもあってか、依然根強いものはあるのですが、インプラントの実施数は統計的にも増加しています。アメリカでは歯を失った時の治療の第一選択肢はインプラントだと言われていますが、日本もそのような方向に向かっていると考えられます。

ただ、欧米と違い日本の健康保険制度は歯科治療に対しても手厚いため、自費治療となるインプラントがアメリカのように第一選択肢とまでなることは難しいかもしれませんが、インプラントの提供する高い咀嚼力や耐久性は入れ歯やブリッジとくらべメリットは大きく、インプラントへの不安が少なくなれば普及が進んでいくことは間違いないでしょう。

インプラントの普及は進んでいる


しかし、インプラントの治療を行う時、悩ましい問題があります。どのようにして歯科医院を選べば良いかということです。インプラント治療は高額なだけでなく、費用も歯科医院によって様々です。何を基準にしてインプラントを行う歯科院を決めれば良いのでしょうか。

ネット情報が豊富な現在では価格情報も簡単に手に入れることができそうです。ところがインプラントの価格は様々な部分に別れていて比較は必ずしも簡単ではありません。まず、インプラント治療は土台となる骨にチタンネジを埋入した後、上部構造となる人工歯を装着します。

埋入されるチタンネジ


チタンネジは「ネジ」であるためメーカーごとに装着する道具やそれに装着される部材の規格も違ってきます。インプラントは世界中で100社以上のメーカーがあると言われています。その100社の製品は互換性がありません。インプラントはネジだけでなく、様々な部材(インプラントはチタンネジの上にさらにアバットメント呼ばれる部材が装着されるなど複雑な構造をしています)、道具さらにインプラント手術を助けるコンピューターシミュレーションのソフトウェアまで含まれます(インプラント最前線: ガイドオペ)。

それに、インプラントは事前の十分な検査、診察が必要です。CT撮影はほとんど必須ですが、CT撮影に数万円が別料金となる歯科医院もあります。インプラントを成功させるためには適応性を検査する必要もあります。チタンネジを埋め込む骨の厚みあるかは重要ですし、糖尿病のような成人病では難しいケースもあります。医師による内科的条件が整っているかの検査も必須です。そういったインプラントの適応性に対する十分な診察とカウンセリングが行われているかは、インプラントを行う歯科院を選択する上で、重要な要素です。

インプラントへの適応性の判断は医師のチェックが必要


そもそもいくらインプラントが優れた治療と言っても、常にインプラントが最良の治療とは限りません。インプラントは歯を失った時に行う治療ですが、歯を抜かずに治療ができることもあります(どうしても抜歯したくないのですが)。最初からインプラント以外の治療の選択肢を考えない歯科医院はいくらインプラントの優れた治療であっても正しい治療方針かどうかは疑問の場合もあるかもしれません。

抜歯しなければインプラントも不要かもしれない


インプラントが最適な治療であると判断されても考えなければいけないことはあります。それは、インプラントと他の歯の噛み合わせです。インプラントは骨に金属製のネジを埋め込みその上に人工歯を装着します。インプラントは非常に硬い土台の上に歯が付けられていると言って良いでしょう。

インプラント歯と噛み合わせをする歯が天然歯の場合、天然歯は歯根膜という弾力性のある部分に支えられているため、噛み合わせが強すぎると長期的にはインプラント歯の対合歯(反対側の歯)を傷める可能性があります。これは何年もかけて徐々に進行する場合が多く、インプラントの実施には対合歯のことを噛み合わせの観点で考えることが必要です。

インプラントは噛み合わせに対する十分な検討が必要


そして、噛み合わせも何もかも考え抜き、慎重に行われたインプラント治療は、その後しっかりしたメンテナンスを行う必要があります(一生使えるインプラントのためにーインプラント周囲炎を防ぎましょう)。インプラントは生涯使い続けることができる耐久性を備えています。しかし、同時にそれは生涯インプラントのケアを続けるということでもあります。

それではこのブログ記事の表題の「インプラントでお勧めできる歯科医院」とはどんな歯科医院でしょうか。これは簡単な質問ではありません。インプラントは生涯使い続けることのできる治療です。しかし噛み合わせが悪く対合歯が痛んだり、メンテナンスによってインプラント歯自体が失われるようなこともあります。レストランなら一度店を訪れて食事をすれば、味やサービスの評価もできても、歯科医院の評価は長い年月を経なければ判らないことが多いのです。

歯科医院の評価は長い年月を経て初めて判ることも多い


それでもインプラントという高度な歯科治療を行う時に、次のようなチェックポイントは知っておくべきでしょう。

1 インプラントは総合歯科治療
インプラントインプラント歯を装着するだけではなく、噛み合わせ、補綴(「ほてつ」クラウン、入れ歯など人工的な歯を作る)、歯周病メンテナンスなどすべてを含む、総合的な歯科治療です。インプラントの高い技術はもちろん必要ですが、それ以外の様々な歯科技術に高い水準を持っていることが必要です。

2 診断・検査・診察をしっかり行うことが大切
インプラントは口腔内だけでなく内科的な身体状態も関係しています。CT撮影はもちろん、血液検査など多くの検査、診断を行った上でインプラントがベストの解決策であることをきちんと診断し説明することが求められます。

3 インプラントの費用は複雑
インプラントは一生使えるものです。それを価格だけで歯科医院を選択しようとすると多くのものが抜け落ちてしまう可能性があります。先述の診断、検査だけでなく、インプラントの治療時に静脈内鎮静麻酔を行う、骨造成を行うといったオプションもあります。

また、インプラントは多くのメーカーがあります。メーカーの選択は部材だけでなく、多様な手術に対応できるツール類、安全な手術のためのコンピューターシミュレーション技術まで広範囲なものが含まれています。すぐれたメーカーの製品を選ぶことは重要です。

4 一生付き合える歯科医院であること
インプラントの手術と人工歯の装着はインプラント治療の始まりに過ぎません。その後のメンテナンス、トラブル時それぞれにきっっちり対応できる歯科医院でインプラントを行うことの大切さは強調しても強調しすぎることはありません。

以上を満たしている歯科医院を見つけるのは簡単ではないかもしれません。しかし、高価で一生使い続けるものを選ぶのなら慎重であることは大切です。どうか良い歯科医院をお選びください。