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インプラントで起こるコンタクトロスとは?

2024年4月8日

 

失った歯を歯根から回復できるインプラント。その仕上がりは、審美面・機能面・耐久面において従来法とは比較にならないほど優れたものとなりますが、天然歯には劣ります。

 

例えばインプラント治療後には「コンタクトロス」という好ましくない変化が見られます。コンタクトロスとは、隣の歯との接触点を失ってしまう現象で、見た目が悪くなったり、食べ物が詰まりやすくなったりするなどの原因となります。天然の歯列では、歯周病や加齢に伴う顎骨の吸収によってコンタクトロスが生じやすくなっていますが、インプラントの場合は、装置の性質上そのリスクが高くなっています。

 

インプラントを埋入することによって咬合力が増すことは良いのですが、その結果、手前の天然歯も強く噛めるようになって近心移動(前方への移動)が起こりやすくなるものと考えられます。インプラントは顎の骨と結合していることから、近心移動が起こらず手前の歯とのコンタクトが失われてしまうのです。

 

そうしたインプラントのコンタクトロスは、歯冠部を隣在歯と連結することで回避しやすくなります。もちろん、インプラント治療後にコンタクトロスが生じる原因としては咬耗や歯槽骨の吸収なども挙げられ、発生するメカニズムはさらに複雑なので、その他にも配慮しなければならない点が多々あるのが現実です。

 

ちなみに過去には、「5年間で下顎臼歯部インプラントの上部構造の57%にコンタクトロスが認められた」という報告もされていることから、比較的起こりやすい事象として考えておく必要があります。

 

とはいえ、インプラント治療後にコンタクトロスが生じたとしても、上部構造を作り変えるなどして対応できるため、インプラント自体に致命的なダメージをもたらすものではない点も強調しておきます。ご自身のインプラントでコンタクトロスが見られた場合は、主治医に相談することをおすすめします。

 

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