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マウスピース矯正の結果を今見ることができるインビザライン

2019年7月29日

インビザラインは矯正治療の結果をモニターで見せる機能を提供している



矯正治療は2年から3年の期間をかけてゆっくりと歯を動かして歯並びを改善する治療です。しかし、きれいな歯並びと言っても人により持つイメージは必ずしも同じではありません。矯正医の考える良い歯並びと患者が考える良い歯並びが違うことはありえます。

それに矯正は見た目の美しさだけを考えれば良いわけではありません。歯は咀嚼という機能をきちんと果たす消化器としての役割を持っています。矯正治療では噛み合わせを無視することはできません。それに噛み合わせが原因で歯ぎしりや顎関節症を引き起こすこともあります。

理想の歯並びは人によって違う



長い期間をかけて矯正治療をしても自分の思い描く理想の歯並びと違っていては不満が募ります。矯正医は噛み合わせや無理なく歯が収まるように考えて治療を行っても患者が納得できないかもしれません。

インビザラインは矯正治療がどのような歯並びを作るかをコンピューターが予測して、画面に映し出してくれます。iTeroシステムは口腔内スキャナー(口の中で歯を撮影するカメラ)で撮った画像を取り込んで、そのデータをもとにどのように歯が動いて目標の歯並びになるかを教えてくれます。

iTERO)は画像に将来の歯並びを映し出す



インビザラインはこのデータを元にマウスピースを作ります。マウスピースは少しづつ目標の歯並びに近づくように定期的に違ったものが送られてきます。そのマウスピースを装着することで歯並びの矯正が行われていきます。

定期的に送られてくるマウスピースを装着することで目標の歯並びに近づいていく



iTeroに映し出された画面を患者は矯正治療の前に確認できるので、「ここはこうしたい」と注文も付けることができますし、歯科医師はその希望が噛み合わせなどの問題を引き起こす可能性があることを事前に伝えることもできます。つまり、iTeroによって双方が共通の理解と目標を持つことができます。

矯正は長い期間がかかるため、コンピューターで予測した通りに歯が動かないこともあります。そのような場合は再度口腔内を撮影してiTeroで新しい治療の方向を決めます。この時は治療開始と同様に新しい目標を画像で確認します。

矯正治療が2年以上になる長い治療なのはインビザラインも変わりませんが、インビザラインを開発したアラインテクノロジー社は、一定の条件の下で3カ月から6か月で治療を終了させるiGOシステムも提供しています。iGOも基本はiTeroで口腔内スキャナーのデーターを取り入れて矯正用のマウスピースを設計する点で変わりはありません。

iGOは3カ月から6カ月で矯正治療を完了させる



iGOは短期間で矯正を行うことができますがiTeroにより結果を予め確認できるので、やはりより本格的なインビザラインを選択することもあり得ます。いずれにせよ、長い期間を必要とする矯正治療の結果を事前に見ることのできる価値はとても大きいということができます。

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