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口臭が強くなるメカニズム

2024年3月10日

 

口臭には「不潔」とか「不衛生」といったネガティブな印象がつきまといます。それだけに自分の口臭に敏感になったり、不安になったりしている人も少なくないことでしょう。そんな口臭が強くなるメカニズム(口臭増強機構)を大阪大学歯学部が解明しました。

 

 

この研究では、ほとんどの人の口腔内に常在しているFn(Fusobacterium nucleatum)菌とSg(Streptococcus gordonii)菌の2つに焦点を当てて、口臭が強くなる仕組みを科学的に解き明かしたのです。まず、Fn菌は歯周病の原因菌で「メチルメルカプタン」という腐った玉ねぎのような臭気のガスを放ちます。これ自体が口臭の主な原因となっているため、名前だけは聞いたことがあるかもしれません。

 

Fn菌は、タンパク質を構成する「メチオニン」を菌体内に取り込み、代謝する過程でメチルメルカプタンを産生します。一方、Sg菌は代謝の過程で「オルニチン」というアミノ酸を排泄し、それをFn菌が菌体内に取り込むとメチオニン代謝経路が活性化されて、より多くのメチルメルカプタンが作られるようになるのです。研究報告によると、その効果は3倍程度にまで及ぶそうです。

 

ちなみに、Sg菌は「初期定着菌」の一種で、歯の表面にいち早く住み着き、その他の細菌が集まりやすい環境を作ることがわかっています。歯垢の下地となるバイオフィルムもSg菌が「ポリアミン」という生理活性物質を作り出すことで形成が促されます。厄介なことにポリアミンは、細胞増殖にも深く関わっている物質なのです。

 

逆にいうと、この初期定着菌であるSg菌の付着を防ぐことができれば、口臭の抑制につながるだけでなく、数ある歯周病菌や虫歯菌の定着を抑えることにもつながります。そこで重要となるのがバイオフィルムの除去です。

 

バイオフィルムは、歯ブラシによるブラッシングでは取り除くことができません。歯科医院でのクリーニング(PMTC)なら、歯垢や歯石はもちろん、バイオフィルムまで一掃できますので、口臭の発生・増強を徹底的に予防したい方は、定期的なメンテナンスを受けることをおすすめします。

 

参考

 

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