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子どもの睡眠時無呼吸症候群について

2021年3月6日


 
眠っている時に呼吸が停止する「睡眠時無呼吸症候群」は、中年男性に好発する疾患と思われがちですが、実は子どもにの症状が現れることがあります?もしも子供が大きないびきを繰り返しかいていたり、眠りが浅く夜間に何度も起きたりするようなことがあれば要注意です。
 
成人の睡眠時無呼吸症候群は、主に肥満による気道閉塞が原因となります。中年男性は、肥満によって気道周囲に脂肪がたまりやすく、空気の通り道が塞がれた結果、無呼吸を引き起こします。「10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上ある」場合、成人の睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
 
一方、子どもの睡眠時無呼吸症候群は、アデノイド(咽頭扁桃)と呼ばれる扁桃組織の肥大が主な原因となっています。いわゆる“アデノイド肥大”は、3~7歳くらいに起こりやすい異常です。これは扁桃組織が発育する時期に重なっています。扁桃組織は10歳頃になると正常な大きさまで縮小するのが一般的です。
 
アデノイドが異常に肥大化すると、気道を塞ぐことから、睡眠時の無呼吸や低呼吸を誘発するようになります。ちなみに、小児の睡眠時無呼吸症候群は「睡眠 1 時間あたり,1つ以上の閉塞性あるいは混合性無呼吸,あるいは低呼吸がある」ことが診断の基準となっています。これは成人と比べると、診断されやすい傾向にあるといえます。
 
成長期に睡眠時無呼吸症候群になると、口腔周囲はもちろん、全身の発育にまで大きな悪影響が及びます。とくにアデノイド肥大によって口呼吸が常態化していると、歯並びの乱れや顎骨の発育異常を引き起こしやすくなるため要注意です。お子さまに気になる症状がある方は、一度当院までご相談ください。ケースによっては医科と連携しながら、治療を進めていきます。
 

中野の歯医者 マナミ歯科クリニック

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