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朝起きると口の中がねばつく! ドライマウスかもしれません

2020年2月9日



朝起きた時に口臭や口の中がねばついたりしたことはありませんか?口臭やねばつきには原因があり、正しい対処方法を把握しておくことでお口の不快感を改善する時に役に立てることができます。

朝起きた時に限りませんが、口の中のねばつきの多くは、口の中が乾燥するドライマウスが原因です。ドライマウスの原因は唾液の分泌が不足することによりますが、その他にかドライマウスを引き起こす要因があります。

その代表的なものは口呼吸です。通常は鼻で呼吸する鼻呼吸をするのが正しいのですが、口が開いたままになっている場合や鼻が詰まっていると口で呼吸してしまうことがあります。口呼吸で唾液が蒸発することでドライマウスになるのです。

口を開けたままにするとドライマウスになる



唾液にはいろいろな作用がありますが、お口のねばつきに関係してくるのは汚れを洗い流す作用と細菌が増殖するのを抑える作用です。寝ている間は唾液が減少すると、この汚れを洗い流す作用と細菌の増殖を抑える作用が弱くなってしまい、細菌が増殖してお口の中がねばついてしまいます。

それだけではありません。菌が増殖することで、歯周病や虫歯のリスクを増やします。特に口呼吸は鼻呼吸に比べて細菌をダイレクトに吸い込んでしまい、かぜをひきやすくなってしまうことがあるので、改善が必要です。

また、口の中に多くの細菌が潜んでいる場合には、寝ている時に唾液が減少するとともに一時的に口臭の原因になります。ただ、この状態は一時的なものなので、積極的に水分を多く取ることやしっかりと歯磨きをすることで改善することが多いで治療の必要がないことが多いでしょう。

ドライマウス以外に口の中がねばつく原因として歯周病があります。歯周病になると多くの細菌が増殖してしまい、口臭がする場合やねばねばの原因になります。歯周病の予防と治療は、歯磨きを丁寧に行い、定期的に歯科医院でクリーニングを行うことですが。前に書いたように、ドライマウス自身が歯周病の原因にもなります。

歯磨きを毎日していても、苦手な部分や細かな部分は汚れが残ってしまうことがあります。細菌が増殖する大きな原因は磨き残しの『プラーク』で、そのプラークをもとに増殖してしまいます。

口のねばつきを対処するためには、細かな汚れが残らないように歯ぐきの境目を細かく磨き、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使用することが大切です。口のねばつきにはドライマウスが大きな原因ですが、ドライマウスは原因であると同時に結果でもあります。自分で判断だけに頼らず、口の中のねばつきが気になったら歯科医院で受診することをお勧めします。

歯磨きは口腔ケアの基本

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