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歯周病になりやすい人の特徴

2023年6月2日

 

歯周病は日本人の国民病と呼ばれているように、すべての人にリスクがある病気です。その中でも「歯周病になりやすい人」と「歯周病になりにくい人」に分けられますが、皆さんはどちらでしょうか?

 

歯周病になりやすい人の特徴としては、第一に「口腔衛生状態の不良」が挙げられます。とくに細菌の温床となりやすい歯石がたまっている人は、もうすでに歯周病を発症している可能性が高いです。軽度の歯周病である歯肉炎(しにくえん)の段階では、痛みなどの強い症状が現れないため、気付かない人がほとんどです。

 

歯並びが悪かったり、口呼吸をしていたりする人も、口腔衛生状態が悪くなりやすく、歯周病リスクが高いといえます。「喫煙習慣」がある人も要注意です。タバコの煙には、歯茎の血流を悪くするニコチンや一酸化炭素が含まれており、歯周病菌に抵抗する力が弱まります。厄介なことにタバコの煙には、歯周病の症状を隠す“マスキング効果”も伴うため、自覚症状に乏しい歯周病がさらに自覚しにくくなるのです。

 

 

「歯ぎしり・食いしばり」の習慣がある人も歯周病に要注意です。歯茎や顎の骨に過剰な負担がかかることで炎症反応が引き起こされ、歯周病を発症しやすい状態を招きます。「ストレス」を受けやすい人やストレスをため込みやすい人は、そうしたブラキシズムが誘発されると同時に、全身の免疫力も低下する傾向にあることから、歯周病になりやすくなっています。

 

そしてもうひとつ歯周病になりやすい人の特徴として挙げておかなければならないのが「糖尿病」です。糖尿病にかかると歯茎を始めとした末梢の血流が悪くなります。血液は酸素や栄養素、免疫細胞の供給といった重要な役割を担っており、その流れが乏しくなれば、周囲組織の健康状態も悪くなります。実際、糖尿病を発症している人の多くは歯周病を併発しているのです。

 

いずれも歯科や医科の治療、もしくは個人の努力で取り除けるリスク因子なので、当てはまるものがあった場合は今日からでも改善に努めましょう。

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