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歯茎を切らない「フラップレスインプラント」

2022年10月17日

 

 

インプラントは失った歯を補う方法としては大変優れた治療法です。インプラントは抜歯で失った歯の歯根から人工物のチタンネジで代替して、事実上天然歯と変わらない租借力を回復します。自費治療ですし、治療期間もやや長くなりますが、優れた結果が得られることから、インプラントを第一に選択する方が年々増えています。欧米では歯を失った時の治療の第一選択肢はインプラントが常識です。ただ、外科的な手術に不安を感じている方は少なくないようです。

 

標準的なインプラント治療では、歯茎をメスで切開し、十分な視野を確保した上で顎に穴を開けます。当然ですが手術の際に侵襲が大きくなるほど、術後の腫れや痛みも強く出るようになるため、ダウンタイムも心配になります。

 

インプラントの施術法の一つに、歯茎を切らない・縫わない・腫れない「フラップレスインプラント」があります。フラップレスインプラントでは、歯茎をメスで切らずに「歯肉パンチ」と呼ばれる器具を用いて小さな穴を開けて、人工歯根を埋入します。処置の際には麻酔が効いているので痛みを感じることがなく、出血することもほとんどありません。

 

「サージカルガイド」という、人工歯根を埋め込む位置や角度、深さなどが記録された器具も併用することから、埋入する時に大切な神経・血管を傷つけるリスクも限りなくゼロに近付けられます。処置時間も10分程度まで縮めることができ、患者さまの心身にかかる負担も軽くなることでしょう。その結果、手術に伴う侵襲を最小限に抑えられ、術後の痛みや腫れも軽減されます。

 

歯茎を切らないフラップレスインプラントは、外科的な要素が小さく、歯茎をメスで大きく切開し、歯根を複数に分割したり、顎の骨を削ったりする親知らずの抜歯の方がずっと負担が大きい場合が多いと言えます(実際には通常のインプラントと比べても、親知らずは外科的な負担は大きいことが普通です)。

 

インプラントには施術の負担を下げる、「静脈内鎮静法」、「オペ当日から噛める」即時埋入即時荷重といったインプラント手術に伴う負担を下げる方法も増えています。一口にインプラントといっても多彩な治療技術があるのです。

 

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