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インプラント治療を受ける20代が増えている

2025年10月4日

インプラント治療を徹底解説

 

 

インプラント治療を徹底解説: 
若年層から高齢者まで、寿命・リスク・最新技術まで若い世代で広がるインプラント治療

 

かつて20代・30代で歯を失った場合、入れ歯やブリッジが主流でした。しかし近年は状況が変わり、20代でインプラントを選ぶ人が増えています。厚生労働省の調査(令和4年)によれば、20代のインプラント装着率は2.6%と、30代や40代を上回る数字を示しました。
背景にはSNSを通じた情報共有や、実際にインプラントを入れたインフルエンサーの発信があります。見た目の自然さ、食事や会話の快適さなどが、若い世代にストレートに伝わり、選択肢として一般化してきたのです。
ブリッジは支えとなる歯を削る必要があり、長期的には歯の寿命を縮めます。一方、インプラントは残存歯に負担をかけず、天然歯に近い審美性と機能性を回復できるため、特に長い人生をこれから生きる若い世代には大きなメリットがあります。

 
20代のインプラント
 
インプラントの寿命と長期成績

 

インプラントは高額治療であるため、その「寿命」が気になる方も多いでしょう。一般的に、入れ歯は3~4年、ブリッジは7~8年が目安とされます。これに対して、インプラントは10年後の生存率が90%以上という報告があります。
さらに20年経過したケースでも、約8割が問題なく使用できていることが九州インプラント研究会の調査で示されています。食生活の満足度も高く、治療後も歯の喪失が少ないというデータもあり、インプラントの長期的な有用性は明らかです。
ただし、すべての人が20年以上問題なく使えるわけではありません。定期的なメンテナンスや適切なセルフケアが欠かせない点は、他の補綴治療と同じです。

 

 
インプラントと天然歯の違い

 

All-on-4という選択肢
 

すべての歯を失った場合、従来は多数のインプラントを埋め込み、複数回の手術を必要としました。しかし、「All-on-4」はわずか4本のインプラントで全ての人工歯を支える革新的な方法です。 
 
• 手術は基本的に1回
• 即日に仮歯を装着できる
• 骨の状態が悪くても適応可能な場合が多い 
 
特に歯周病で骨量が減少しているケースでは、All-on-4が唯一現実的な治療になることも少なくありません。ただし、高度な技術と豊富な経験が必要なため、実績豊富な歯科医院を選ぶことが不可欠です。

 

All-on-4
 
 
インプラントと天然歯の違い
 

インプラントは天然歯に非常に近い機能を持ちますが、決定的な違いがあります。それが 歯根膜の有無 です。
歯根膜は天然歯に備わる「クッション兼センサー」で、噛む力を調整し、歯や歯周組織を守ります。インプラントには歯根膜がないため、噛む感覚がやや異なり、強い力がかかった時に負担を逃しにくい特徴があります。
また、血液供給や歯肉線維の構造も天然歯と異なるため、インプラントでは「インプラント周囲炎」という病気が進行しやすく、通常の歯周病より治療が難しいことがあります。そのため、治療後のメンテナンスが成功の鍵となります。

 

 
 
まとめ  
 

• 若年層でもインプラントは一般的な選択肢に
• 10年、20年と長期的に機能する実績がある
• All-on-4は総入れ歯に代わる現実的な治療法
• 天然歯と違い、歯根膜がないためメンテナンスが必須
 
インプラントは「第二の天然歯」と呼ばれるほど優れた治療法ですが、万能ではありません。歯科医師の経験、技工士の技術、そして患者さん自身のケアが揃ってこそ、長期的な成功につながります。

  
  
  
マナミ歯科クリニックのインプラント治療

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