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永久歯が生えてこない原因と対処法

2022年4月14日

 

 
 
周りの子はもうすでに大人の歯に生え変わっているのに、うちの子にはまだ子供の歯が残っている、という焦りを感じたら小児歯科で受診してみましょう。乳歯から永久歯への生え変わりには個人差があり、全員が同じように進んでいくものではありません。ただし、いくつかの理由によって永久歯の萌出が妨げられているもありますので、まずは受診が望まれます。
 
例えば、乳歯の虫歯を重症化させて早期脱落を招くと、顎の骨の中で控えている永久歯に対して「生えてこい」というサインを送れなくなることがあります。永久歯の萌出を誘導する乳歯はもう存在していないので、そのままではいつまで経っても状況は変わりません。そこで必要となるのが永久歯を人為的に引っ張り上げる処置です。
 

 
顎の骨の中に「過剰歯(かじょうし)」が存在している場合も、永久歯の萌出が妨げられやすくなります。永久歯は親知らずを除くと全部で28本生えてきますが、稀に29本目や30本目の歯が存在していることもあります。そんな過剰歯が永久歯の通り道に居座っていると、萌出が邪魔されてしまいます。そうしたケースでは、過剰歯を抜歯することで永久歯の自然に萌出するようになります。
 
適切な時期に永久歯が生えてこない理由としては、もうひとつ「永久歯の先天性欠如」が考えられます。過剰歯とは逆に、歯の本数が少ない異常です。レントゲン撮影を行えば一目瞭然ですが、顎の骨の中に歯が存在していないので、いつまで経っても生えてくることはありません。小さい頃から定期検診を受けていると、こうした異常は早期に発見できます。
 
永久歯の先天性欠如への対処法は、小児期と成人期で少し異なります。なぜなら、小児期にブリッジやインプラントといった固定式の補綴装置は使えないからです。そのため、簡易的な入れ歯を装着したり、矯正治療で欠損部のスペースを塞いだりするのが一般的です。
 
今回は、永久歯の萌出が遅れている場合の原因と対処法を解説してきましたが、経過を見ることで自然に生えてくるケースも珍しくありません。とはいえ、対処が遅れると発育に深刻な悪影響を及ぼすこともあるため、気になる症状が現れたらすぐに小児歯科を受診するようにしましょう。
 

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