2025年12月24日

ホワイトニングで白くなった歯を見て、「できるだけ長くこの状態を保ちたい」と感じるのではないでしょうか。ホワイトニング後に起こりやすい色の後戻りは、歯そのものが弱くなったわけではなく、生活習慣やケアの影響を受けやすい時期があることが主な理由です。
まず大切なのが、ホワイトニング後の食生活です。施術後しばらくは、歯の表面が色を吸収しやすい状態になるため、コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレー、チョコレートなど色の濃い飲食物は控えることが後戻りを防ぐポイントです。また、酸性の強い飲食物を頻繁にとると歯の表面が荒れやすくなり、着色の原因になることもあります。水や牛乳、色の薄い食事を意識し、どうしても色の濃いものを口にした場合は、早めにうがいをするだけでも後戻り対策になります。
あわせて重要なのが、日常のケア方法です。ホワイトニング後は、歯磨きを丁寧に行い、汚れをためないことが基本になります。力を入れすぎず、歯並びや噛み合わせを意識しながら、歯の表面をやさしく磨くことが大切です。研磨剤が多すぎる歯磨き粉は、歯の表面に細かな傷をつけることがあるため、歯科医院で相談しながら選ぶと安心です。
また、定期的な歯科医院でのクリーニングは、虫歯や歯周病の予防だけでなく、ホワイトニング後の白さを保つうえでも効果的です。お子さんの場合も同様に、早い段階から正しいケア習慣を身につけることで、将来的な着色を防ぎやすくなります。ホワイトニングの後戻りを防ぐためには、特別なことをするよりも、毎日の食生活とケアを少し意識することが何より大切です。
市販のホワイトニンググッズや個人輸入したホワイトニング剤は、歯科医院のホワイトニングとは歯を白くするメカニズムや安全性が根本的に異なるため、安易に使用するのはおすすめできません。そうであれば数ヵ月や半年といった間隔で歯科医院のホワイトニングを継続的に受けた方がよい結果が得られるといえます。

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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