2024年10月22日
子どもが歯医者に行こうとしない。歯医者に行くと子どもが暴れる。そんな悩みを抱えている親御さんはとても多いです。そもそも歯医者は大人にとっても不安や恐怖を覚えるところなので、子どもが歯医者を嫌がるのは何ら不思議なことではありません。それだけに歯医者に行きたがらない、あるいは歯科治療を拒むお子さんを頭ごなしに叱るようなことは避けたいものです。
子ども歯医者を嫌がる理由としては、不快な音や臭いがする、マスクをした知らない大人がたくさんいる、刺激を感じやすいお口の中を触られる、家族に痛いことをされると聞いていたなどが挙げられます。どれも歯医者のイメージとして間違ったものではありませんが、説明の仕方や診療の手順、信頼関係の構築の有無によってそうした不安感や恐怖心は、比較的容易に和らげることができます。
そこでまず重要となるのが子ども好きなスタッフがそろっていて、小児歯科診療に長けた歯科医師が治療を担当するという点です。小児歯科「専門医」がお子さんと楽しくコミュニケーションを取り信頼関係を構築すれば、診療を進めていくことができます。治療前や治療中に泣いたり、暴れたりしてしまうお子さんに関しては、静かで落ち着ける個室での診療が可能となっています。
それでもなお歯科治療への不安感が払拭されない場合は、「笑気ガス」という鎮静法を施すことができます。亜酸化窒素からなるガスを鼻から吸引するだけで、気持ちが楽しくなる処置で、不安感や恐怖心が緩和されます。
親御さんには、歯医者に行くことを伝えないでお子さんを連れ出したり、歯科治療への恐怖心を必要以上に強めたりすることは避けていただけたらと思います。また、歯医者を嫌がるお子さんは、まだ元気が残っている午前中に予約を入れると、治療も上手く行きやすいですよ。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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