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子供の虫歯ができやすい部位は年齢で変わる?

2023年11月6日

 

子供の歯は、大人に比べて虫歯になりやすいという性質があります。それは歯がしっかりと生えるまでに時間がかかったり、エナメル質の成熟度が低かったりするためです。さらに細かくいうと、子供の虫歯は年齢によってできやすい部位が変わってきます。

 

まず、乳歯が生え始める1~2歳の頃は、上の前歯が虫歯になりやすいです。この時期は“かじりとり”で食べることが多くなるからです。とくに上の前歯の裏側には汚れが残りやすくなるため十分な注意が必要です。

 

2~3歳になると、乳歯もおおむね生えそろってきて、奥歯でしっかり噛めるようになります。その結果、奥歯の噛む部分である咬合面(こうごうめん)の虫歯が多くなります。それが4~5歳になると歯と歯の距離が近くなり、歯間部に食べ物が詰まりやすくなります。そうなると奥歯と奥歯の間の虫歯リスクが上昇します。

 

6~9歳くらいまでの間は、第一大臼歯の虫歯に要注意です。第一大臼歯は6歳臼歯とも呼ばれる奥歯で、生えて間もない頃はエナメル質が未成熟な状態です。生え方も安定しないことから虫歯になりやすくなっています。第一大臼歯は、そしゃく機能の主体ともなる歯であることから、小児期に虫歯になるようなことは避けたいところです。それだけに親御さまはこの時期の仕上げ磨きに力を入れるようにしてください。

 

永久歯は、9~12歳くらいまでの期間に生えそろいます。最後に生えてくるのは第二大臼歯で、12歳臼歯と呼ばれることもあります。この時期は第一大臼歯と同じ理由で、第二大臼歯の虫歯リスクが高くなります。第二大臼歯の噛む部分だけでなく、第一大臼歯との間の虫歯にも十分注意しましょう。

 

子供の年齢によって乳幼児期から学童期にかけては、口腔環境が劇的に変化していくため、それに応じた口腔ケアを行っていく必要があります。また、虫歯の進行速度が速いので定期的な検診が望まれます。

 

 

 

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