2024年12月19日
学校や仕事が忙しくて、歯の健康を蔑ろにしてしまうことは誰にでもあり得ることです。その結果、根管治療を必要とするような重度の虫歯を複数、患ってしまったというケースも珍しくありません。それでも適切な処置を施せば、かけがえのない歯を残すことも可能ですので、まずはできるだけ早く歯科を受診してください。その際、気になるのが「根管治療は2本同時に行えるのか」という点です。
結論からいうと、保険診療で根管治療を2本同時に行うことはできません。保険診療では、1回の診療で行える処置の内容や使用する器具、診療時間などに制約がかかっているからです。そのため保険診療では、2本の歯が治療対象となっていても、1本ずつ時間を架けながら治していかなければなりません。2本の根管治療となると、おそらく数ヵ月はかかります。
一方、自費診療であれば、根管治療を2本同時に行うことが可能です。自費診療には保険診療のような制約は存在しておらず、先進の医療機器を駆使して、短期間で根管治療を完了できます。仕事の関係上、2~3日で2本の根管治療を終わらせなければならないという方は、自由診療の精密根管治療を検討してみてはいかがでしょうか。
もちろん、自費診療の根管治療にも限界があるため、どのようなケースでも2本同時に行えるわけではありません。特に重症度が高い症例は、特別な処置も必要となりますし、患者さんの心身にかかる負担も大きくなることから、1本ずつじっくり処置を施さなければならない可能性も十分にあります。
いずれにしても自費診療の根管治療は、保険診療よりも精度が高く、短期間で終わることに間違いはないので、そうした精密根管治療を希望される場合は、短期集中治療でも静脈内鎮静法を活用することで、恐怖心や不安感、ストレスなどを最小限に抑えられます。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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