歯科治療で通院回数が増える人・減る人の違いとは？

2025年12月24日

歯科治療では「思ったより通院回数が多い」と感じる方がいる一方で、比較的少ない回数で治療が終わる方もいます。この違いは、治療内容だけでなく、受診のタイミングや日頃の習慣が大きく関係しています。

通院回数が増える人に多いのは、痛みや違和感が出てから受診するケースです。虫歯は初期の段階では自覚症状が少なく、気づかないまま進行すると、神経の治療や被せ物が必要になり、結果として歯科治療の通院回数が増える傾向があります。また、歯並びや噛み合わせの乱れがある場合、特定の歯に負担がかかりやすく、治療後もトラブルを繰り返してしまうことがあります。自己判断で通院を中断してしまうことも、治療が長引く原因の一つです。

一方で、通院回数が少ないには共通点があります。それは、症状が軽いうちに受診し、治療計画に沿って通っていることです。定期検診を受けていれば、虫歯や歯ぐきの異常を早期に発見でき、簡単な処置で済むケースが多くなります。小児の場合も、定期的なチェックによって問題を早く見つけることができ、結果として通院回数を抑えやすくなります。

また、歯磨きや生活習慣を見直し、再発を防ぐ意識を持つことも大切です。歯科治療における通院回数が増えるか減るかの違いは、特別な体質によるものではなく、日頃の行動と歯科医院との向き合い方によって左右されます。気になる症状があるときは、早めに相談することが、結果的に負担を減らす近道といえるでしょう。

その他、通院回数は歯科医院側の体制や設備、診療方針などによっても大きく変化する場合があります。たとえば虫歯治療や歯周病治療のプロフェッショナルがそろっていたり、マイクロスコープや歯科用CTといった先進の医療設備を導入していたりする歯科医院であれば、一般的な歯科医院よりも通院回数を少なくしやすいといえます。

中野区のマナミ歯科クリニックでは、1日でセラミック治療を完結させる短期集中治療にも対応しておりますので、関心のある方はお気軽にご相談ください。

（福田院長記）