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矯正治療の戻りはマウスピースで

2020年3月1日

インビザラインは矯正の戻りにも有効



矯正治療は長い期間と費用がかかります。矯正装置を付ける苦痛や不便もありますし、歯磨きが難しくなって虫歯リスクが高くなります。しかし、苦労を重ねてせっかく綺麗な歯並びを手に入れても、歯並びが逆戻りしてしまうこともあります。むしろ矯正治療が終わった後、さらに長い期間保定装置(リテイナー)と呼ばれる器具を装着し続けないと、後戻りが起きるのは普通です。

矯正は、歯を押すと押された方向の骨組織が吸収され、反対側の部分の骨が増殖されることで骨の中を歯が移動することで実現されます。しかし、骨の中で歯の位置が変わっても歯の周りの歯周組織は不安定で、元に戻そうとする力が働きます。リテイナーはこの戻りを止めるためのものです。リテイナーは矯正装置ほど強い力で歯を動かそうとはしないので苦痛も小さく、取り外しもできます。

リテイナーは矯正の後戻りを防ぐために必要



しかし、リテイナーは取り外しができるために、かえって付けるのが面倒で外したままにされることがあります。リテイナーをしっかりと装着しないと矯正の後戻りで、せっかくきれいになった歯並びが元の木阿弥になってしまう可能性があります。全くの元通りにはならなくても、きれいな歯並びが失われてしまうと、リテイナーで回復させることはできず、再び矯正を行う必要があります。

後戻りで再矯正を行う時、マウスピース矯正が非常に有効です。特に、インビザラインのマウスピース矯正ではIGO(インビザラインGo)という、3-6カ月で矯正治療を行う方法が提供されます。インビザラインGoは全ての矯正治療で使用できるとは限らないのですが、後戻りのために必要となった矯正治療には適用できる可能性が、とても高くなります。

というのは、インビザラインGoが適用できない代表的なケースは顎のスペースが不足しているために、便宜抜歯というスペース確保のための抜歯を行う場合だからです。いったん矯正治療が終了していると、再矯正で改めて抜歯を行うことがほとんどないため、インビザラインGoの矯正はとても相性が良いのです。

マウスピース矯正はワイヤー矯正と比べて、痛みが少なく、目立ちません。歯を磨く時に取り外しができるので虫歯リスクが矯正のために高くなることもありません。毎月のメンテナンスで行うワイヤ調整と比べて治療時間もずっと短くなります。

マウスピース矯正は後戻りだけでなく、矯正治療を中断した場合にも有効です。中断の場合は、インビザラインGoで短期間に矯正が終了するかどうかは中断時の状況により違ってきますが、インビザラインGoでなく通常のインビザラインであれば、ほとんど対応が可能です。

マウスピースは矯正だけでなくリテイナーとしても使用可能です。矯正が終わった後、金属製のリテイナーを付けることに抵抗を感じる人は多く、それがリテイナーの装着を怠る原因となり、ひいては後戻りにもつながりがちなのですが、透明なマウスピースは目立たないので審美的にも有利です。

インビザラインGoは期間も費用も一般の矯正よりは手軽な方法です。せっかくの矯正治療が後戻りした時、何もかもやり直しかとがっかりせず、一度マウスピースでの再矯正を検討してはいかがでしょうか。

インビザラインは矯正治療の結果をモニターで見せる機能も提供している

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