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虫歯治療で痛みを感じやすいのはなぜ?

2024年8月22日

 

近年は、電動麻酔器やカートリッジウォーマー(麻酔薬を温める装置)などの普及に伴い、痛みの少ない麻酔処置が可能となっています。切削器具の質も向上し、歯を削る際の不快症状も最小限に抑えられますが、それでもなお「虫歯治療は痛い」と感じる方は一定数います。

 

そこでぜひ知っておいていただきたいのは、虫歯治療で痛みを感じやすいケースというものがある点です。まず、虫歯が進行していて、歯の神経にまで細菌感染が広がっているケースでは、炎症反応が強く、局所麻酔が効きにくくなっています。これは炎症が起こっている部位の組織が酸性に傾いており、アルカリ性の麻酔薬を投与するとその効果が中和されてしまうからです。そのため炎症反応が極端に強く現れているケースでは、消炎処置を優先させるべきといえるでしょう。

 

次に、下の奥歯が虫歯になっているケースも局所麻酔が効きにくくなっているので注意が必要です。下の奥歯の周囲は顎の骨が厚く、硬く、密度も高いことから、麻酔が浸透しにくいのです。同様の理由で、骨格がしっかりしている人も麻酔が効きにくいといえます。

 

そして、虫歯治療当日の体調がすぐれない場合も麻酔処置や歯を削る処置で痛みを感じやすくなるため注意が必要です。睡眠時間が少なかったり、疲労がたまっていたりすると、治療後の痛みや腫れから回復するまでの期間も長くなるため、虫歯治療を受ける時は万全の体調で臨みましょう。もともと痛みに敏感である人も当然ですが虫歯治療で痛いと感じやすいので、治療当日はできるだけリラックスするよう努め、必要に応じて笑気ガスなどの麻酔オプションを活用することが推奨されます。

 

今回は、虫歯治療で痛みを感じやすい方の特徴について解説しました。その他にも代謝が良い、鎮痛剤を常用している、過度な飲酒の習慣がある方も虫歯治療で痛いと感じることが多いです。そうした虫歯治療が痛くなりやすい原因がわかることで、対策もとりやすくなることでしょう。また、

 

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