医院ブログ

キービジュアル

歯科のGBRとは?どんなメリットがある?

2025年6月30日

 

骨が足りないのでインプラントできない。このような診断を受けた方は歯科の「GBR(骨誘導再生法)」を検討すると良いでしょう。GBRは、骨が欠けている、あるいは吸収している部分に患者さんの骨(自家骨)や骨補填材などを設置して、骨の再生をはかる治療法です。“骨を移植する”というよりも、“骨を新しく造る”というイメージを持った方が骨造成(こつぞうせい)とも呼ばれるGBRをより正確に理解できるかと思います。

 

GBRの特徴は、メンブレンと呼ばれる人工膜を使用する点です。骨の再生になぜ人工膜が必要なのか?それは骨欠損が再生する過程と関係しています。例えば、インプラント体を埋める予定の骨が垂直的に吸収していて、骨補填材だけを填入すると、歯茎を作る線維芽細胞が先に集まってきて活動を始めます。その結果、歯槽骨ではなく歯茎の再生が優先され、骨が足りない部分が残ってしまうのです。一方、骨補填材を設置したあとに患部をメンブレンで覆うと線維芽細胞の侵入が抑制され、骨芽細胞が活発に働き、骨の再生が促されます。

 

 

このように、歯科のGBRには本来インプラントできないケースでも、欠損部の骨を再生させることでインプラントできるようになるというメリットがあります。見た目や噛み心地に難があり、装置の寿命が短く、顎の骨も痩せやすい入れ歯を使わなくて済む。この点だけでもインプラントに魅力を感じる方は多いです。また、歯科のGBRには、骨造成によってインプラントの安定性が高まる、歯茎の形も良くなって審美性が向上する、将来的な骨吸収を予防しやすくなるなどのメリットも伴います。

 

ただし、GBRは歯科の中でも専門性が高い治療法なので、適切に対応できる歯科医院は一部に限られます。GBRも含め、インプラント全般に高度な治療技術を持っていることが、GBRの前提です。

 

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

中野駅南口から徒歩5分


友だち追加

03-5385-0977

診療時間

月~金10:00~21:00(最終受付 20:30)
土・日10:00~13:30
15:00~19:00(最終受付 18:30)

※ 土日のみ休診時間有り(13:30〜15:00)
※ 祝日は休診

WEB予約

このページの先頭に戻る