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歯科医のドクターXはどこに

2020.01.31

歯科でも大がかりな手術がある


医療ドラマはTVで人気のテーマです。なかでも「ドクターX」はフリーランスの女性の外科医が、その天才的な腕前で不可能と思えるような手術を次々に成功させます。「治療受けるならそういう先生に」と誰しも望むと思いますが、歯科医にドクターXのような凄腕はいないのでしょうか。

口腔外科を専門とする歯科医は口腔癌や、交通事故で大きな顔面損傷を負った患者の治療を行います。口腔癌は進行も速く危険な癌で、手術後ICUに入り徹夜でフォローにあたることもあります。このような治療はドクターXの世界に近いかもしません。

しかし、口腔外科を専門とする歯科医でもそのような手術を行うのは大きな病院に限られ、一般の歯科医院で取り扱うような治療ではありません。歯科医院で行う治療にも全身麻酔を施すような治療もありますが、生死に関わるというより大規模なインプラント手術などが主です。

歯科治療の高度化は進んでいる


口腔癌のような例外を除けば歯科治療が生死に関係することはほとんどありません。ドラマ性を求めるTV番組で歯科治療をテーマにするのは難しいかもしれません。

しかし、歯科医に技量の差がないかというと、そのようなことはありません。治療を受ける側からは歯科医の良し悪しを、治療が痛いかどうかだけで判断してしまうことも多いのですが、歯科治療は虫歯の痛みや歯周病の出血のような今の症状を治すだけでなく、むしろそれ以上に長い年月、できれば一生治療した歯が使い続けることができるかどうかが大切です。

歯は一生使い続けるもの


治療した歯を長く使い続けるためには、虫歯の再発、噛み合わせの不具合、技工物の不適合などの多くのリスクを最小化するように考えて治療することが必要です。また、インプラントのように治療後のメンテナンスがキーになる治療もあります。歯科治療は、いや医療というものは、「神の手」があればすべて解決できるようなものではありません。

歯科治療にはVドラマのような劇的なものではないかもしれません。治療の良否が長い期間で判断されるなら、1時間の枠に収まるようなものでもないでしょう。忘れてはいけないのは、歯科治療は歯科医の技量の差と同じ、あるいはそれ以上に日々の進歩で大きく変わってきているということです。

現代の歯科医は指先の感覚を頼りにした根管治療をマイクロスコープで何十倍にも拡大して行うことができます。CTで撮影した3次元の立体画像データを元にインプラントの最適な埋入角度を決められます。口腔内スキャナーを使うことでコンピュータの中で技工物の噛み合わせの調整も行えます。

機器の進歩は歯科医の技量を不要にするのではなく、それらの新しい機器や材料、薬剤をどのように治療に役立てていくか日々の研鑽をますます強く求めています。最新の治療技術のメリットを十分に享受できる治療を提供するために日々努力し、活用することができることが歯科医のドクターXの条件でしょう。