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舌と口腔内の健康との関わり

2020.09.05



口腔内の健康というと、歯ばかりに目がいきがちですが「舌」にもとても大きな役割が課せられています。例えば、成長期に舌の動きや位置に異常があると、歯列不正や不正咬合の原因となり得ます。

最もわかりやすいのが「舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)」と呼ばれるものです。舌を前方に突き出す習癖で、子どもの愛くるしい表情のひとつといえます。けれども、それが習慣化されると、上下の前歯が前方に傾いてしまいます。その結果、上下額前突や開咬といった不正咬合を引き起こします。

同時に、口呼吸を誘発し、口腔内の乾燥を招きます。それはむし歯菌や歯周病菌が住みやすい環境でもあるため、口腔疾患のリスクが上昇します。さらには、お口の周りの筋肉が弛緩することで、表情が乏しくなります。また、口唇から前歯への圧力も低下するため、上下顎前突の症状を悪化させるのです。

舌が低い位置にある「低位舌(ていいぜつ)」では、上の顎の発育が遅れてしまいます。舌は本来、安静時に口腔の天井の部分に接しているのですが、口呼吸が習慣化すると、上の歯列を横に広げる圧力がかからなくなるのです。すると、歯がきれいに並ぶためのスペースが不足し、乱ぐい歯や出っ歯になるリスクが上昇します。



舌の動きが衰えると、食べ物をそしゃくし、飲み込む機能も低下します。私たちが食事をする時には、歯だけでなく、舌も巧妙に機能しているのです。食べ物を口蓋に押し付けたり、食塊を喉の奥に運んだりするなど、摂食嚥下には欠かすことのできない組織なのです。舌が活発に動くことで、唾液の分泌も促進され、自浄作用や殺菌作用を発揮します。

このように、舌というのは口腔内の健康を維持・増進する上で、非常に重要な役割を担っています。それだけに、異常があれば早期に改善することが望ましいです。舌の機能が衰える高齢の方はもちろんのこと、異常な習慣が身に付きやすいお子さまも十分に注意しながら生活しましょう。