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お勧めの入れ歯安定剤はありますか

2018年5月29日

入れ歯が動くのを防ぐのに入れ歯安定剤を使えばよいのか



入れ歯がしっかりと安定していないのは気持ちが悪いものです。違和感もありますが、何より咀嚼力が落ち、食べることの楽しみが失われてしまうことさえあります。そんな時入れ歯安定剤を使うのはどうでしょうか。

入歯安定剤の宣伝は多いが



入れ歯安定剤は適切に使えば義歯の働きを助ける重要なものですが、使い方を間違えると逆に問題を大きくしてしまうこともあり使い方には十分注意する必要があります。

まず原則として入れ歯安定剤を使う場合は歯科医院において十分に調整された入歯に対してのみ使用し、量は上の総入れ歯であっても小豆3個分程度、小さい入れ歯なら一個分程度と極力少ない量に留めて使用してください。

適合の悪い入れ歯に多量の入れ歯安定剤を使用すると入れ歯の著しい位置ずれやそれに伴う噛み合わせの変化が生じるリスクが高く、知らず知らずのうちに歯茎や残った歯に悪影響を与えることがあります。また、使用後は必ず十分な入れ歯の洗浄を行うようにしてください。

入れ歯安定剤は汚れやすく、劣化が早いため、洗浄を怠る徐々に汚染された入れ歯安定剤が蓄積され、口内炎や歯周病、誤嚥性肺炎などを引き起こす原因になります。このようにリスクの少なくない入れ歯安定剤ですのでできれば使わないに越したことはありませんし、多くの入れ歯の場合は適切な治療を行えば入れ歯安定剤に頼ることなく使用できるはずです。

入れ歯安定剤はまず歯科医院でしっかりした入れ歯を作ることが大切



入れ歯安定剤を使用する前に一度歯科医師にご相談ください。またどうしても使用する場合はクッションタイプと言われるものではなく、クリームタイプやパウダータイプと言われるものが比較的リスクが少ないと言われており、そちらの方を使用が勧められます。

本当は入歯は入れ歯安定剤など使用しなくても、しっかりと咀嚼力を発揮することも可能ですし、インプラント、天然歯に迫る咀嚼力をはっきすることも可能です(入れ歯だってちゃんと噛める!)入れ歯安定剤は本来は補助的なものです。食べることは人生の最大の楽しみの一つです。入歯だからと諦めず入れ歯安定剤がいらない入れ歯を求めても良いのでは無いでしょうか。

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