2022年7月24日
布袋装置とは、矯正治療で動かした歯が元に位置に戻るのを防ぐための道具です。歯は矯正後、元に戻ろうとする力が、特に官僚直後は強く働きます。マウスピース矯正のインビザラインにも当然ですが保定処置が必要です。
保定に用いられるリテーナーにはいろいろな種類があり、装着様式も様々です。マウスピース型矯正装置を使ったインビザラインのリテーナーですが、動的治療をマウスピースで行えるのであれば、保定処置も同様の装置を適応できるように思えるかもしれません。
インビザラインには「ビベラリテーナー」と呼ばれるインビザライン専用の保定装置が提供されています。歯を動かすアライナーと同じ透明なマウスピースで、自由に着脱できます。しかも、インビザラインのアライナー1枚分の範囲であれば、後戻りの補正まで行えることから、非常に有用な保定装置といえるでしょう。
保定の性質上、リテーナーにはやや高い強度が求められることから、アライナーよりも耐久性が30%ほど高くなっています。つまり、ビベラリテーナーは少し硬いので、装着時の感覚はリテーナーと少し違っている点に注意が必要です。
ビベラリテーナーは、アライナーを製作した際にコンピュータがデザインしたクリンチェックのデータから作ることが可能なので、従来の不快な歯型取りを行う必要はありません。また、アライナーのように頻繁に交換する必要はなく、お手入れも楽なので、面倒に感じることも少ないです。
インビザラインで矯正した歯に他のワイヤー型のリテイナーを使用することも可能ですが、保定処置を中断すると、矯正によって得られた成果を失うことにもなりかねないため、できるだけ負担が少なく、長続きする装置を選択した方が良いといえます。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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