
2025年8月16日
マウスピース矯正は、旅行や出張など飛行機での移動中も安心して続けられる治療法です。装置自体はプラスチック製のため、金属探知機に反応することはなく、口に装着したまま保安検査を通過しても問題ありません。持ち物の中に予備のマウスピースや顎間ゴムを入れていても、通常は申告の必要はありません。液体洗浄剤を持ち込む際は、国際線では100ml以下の容器・ジッパー袋に入れるなど、液体制限にご注意ください。
機内は湿度が10〜20%と乾燥しているため、口の中が乾きやすく、アライナー装着時に違和感が強く出ることがあります。また、飛行中の気圧変化で耳や頭が痛くなることがあるように、歯に一時的な痛みや圧迫感を感じる方もいますが、これは個人差が大きく、必ず起こるものではありません。
機内食の際はアライナーを外し、食後は可能なら歯磨き・マウスピースの清掃を行いましょう。歯磨きが難しいときはマウスウォッシュや清拭シートで代用できます。取り外したアライナーは必ず専用ケースに入れ、置き忘れ防止に注意してください。
(池田先生記)
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。