口内炎の原因、症状、治療
2020年4月21日
唇にできた口内炎
口や唇に白い斑点のようなものができ、ひりひり痛む口内炎は、ほとんどの人が経験したことのある一般的なものですが、原因は色々あり、中には十分な注意が必要なものもあります。口内炎の種類や原因に応じた治療法を解説します。
最も一般的な口内炎は「アフタ性口内炎」です。ストレスや疲れがたまっていたり、栄養が不足していたりするときに生じやすい口内炎で、免疫力が低下しているときに発症しやすいのですが、その実態は完全には解明されていません。
ストレスは口内炎の原因になることがある
症状としては、2~10mm程度のデキモノが口の粘膜に現れます。形状は丸く、赤く縁取られた中に白い潰瘍が認められます。だいたい2週間以内には自然消滅することから、特別な治療は必要ありません。しかし、アフタ性口内炎が繰り返し現れる場合は、「ベーチェット病」と言われる慢性炎症疾患も疑われます。
次に、矯正器具や入れ歯の機械的刺激が原因となって発症する「カタル性口内炎」があります。アフタ性口内炎のように、境界が明瞭でわかりやすい病変ではなく、口腔粘膜が赤く腫れたり、水疱ができたりするのが特徴です。矯正器具や入れ歯の不具合を調整することで、症状も改善されます。火傷や薬品の刺激によって発症することもあります。
矯正器具が口内炎を引き起こすこともある
口内炎は歯科医院ではレーザーや軟膏などで治療を行い、通常のものであれば一週程度で治りますが、それより長引く場合は、様々な異常の可能性があります。再受診を行うなど、たかが口内炎と軽く考えずに注意することが必要です。
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